2013年3月24日 ガールズ&パンツァー聖地の大洗と、水戸の偕楽園へ
友人の味野源次さんが大のお気に入りであるアニメ「ガールズ&パンツァー」の聖地、茨城県大洗町で本日開催される「海楽フェスタ」で、「ガールズ&パンツァー」」関連のイベントが行われるとか。 味野さんが行く、というので私も何となくノリで行くことにしました。 さすがにアニメを見ていないことには、イベントに行っても何も面白くないので、超特急で作品を一気に事前予習させていただきました。
見る前までは、要するに萌え&ミリタリーなんて、いかにもマニアというか、大きなお友だちをターゲットにした作品じゃないかと、正直あまり期待していなかったのですが。 出てくる数々の戦車は、第2次世界大戦までに登場する名戦車たち。 アニメとは言え、これまでモノクロの写真でしか見たことの無かった戦車たちが、作品中で縦横無尽に生き生きと動いている姿は、非常に迫力がありました。 東京周辺では本日が最終話の放送で、戦車の名前もまだ全部は覚えていませんが、非常に面白いアニメだったと思います。
では、鹿島臨海鉄道で大洗駅に到着。この鉄道も作品中に出ており、しっかりとコラボしています。本日はラッピング列車はお休みだったのが残念でしたが。
駅前に出ると、イベント会場へのシャトルバスが、ガールズ&パンツァーのラッピングバス。
個人的には、あまりこういう萌えというか、可愛い女の子達がい〜っぱい☆、みたいなのはあまり得意ではないので、ちょっとこれが街中を走っているというのは複雑な思いではありますが、まあ、とにかく茨城交通、やっちまったな、という感じです。
さて、イベント会場がある大洗マリンタワー周辺に到着します。うわ、何だこの人の多さは・・・。
作品にも登場した大洗のアウトレット。
物販はそれはそれは長蛇の列。コの字型に並んでいるんです。 その中に、私よりもはるかに早く到着した味野さんがいたので、並んでいる姿を隠し撮りしておいたのは秘密。・・・アニメ関連のグッズも欲しいと言えば欲しいのですが、こういうのを買い出すとキリがないので、私は遠慮しておきました。
、陸上自衛隊の74式戦車まで登場。触ることが出来ますし、子供が上に乗ったりも出来ます。
サイドから。凛々しいですなあ。
続いて味野さんと一緒に、この大洗マリンタワーに登ってみました。
大洗フェリーターミナルをはじめ、周囲の風景が一望できます。
しかもこの日は、74式戦車を真上から見られるという。まるで、フィギュアの世界のようですが、これは現実の姿なのです。うひゃ。
ちなみに大洗マリンタワーの展望台には、主人公達の等身大パネルがあります。
さらに、外に向かっている等身大パネルも。
さらに声優さんのトークイベントを聞き、そしてこちらの痛車が公式に販売されるとの発表が。う〜む、こういうのに乗ることが出来る人は凄い・・・。
・・・スミマセン、私にはちょっと理解の範疇を超えています(苦笑。
・・・と、そこへフェリーが入港してきました。大きい!!
・・・ということは、74式戦車とフェリーのコラボレーションが実現。
また、地元商店街はアニメでそのまんま登場したため、町おこしにと気合が入っています。
こちらの店も登場しましたし・・・。
こちらに至っては、戦車が突っ込んで破壊されていましたね。
商店街のあちこちに、登場キャラクターの等身大パネルが置かれていたのは、驚きでした。 いやはや、まさかこんなに盛り上がっているとは思わず。やっぱり、アニメファンの行動力ってのはすごいものだと改めて感じた次第でございます。グッズや地元の商品もドンドン売れていきますしねえ。 ここのところ撮り鉄を叩くのが流行のようですが(実際、どう考えても変なマニアを散見しますが)、鉄道会社に対してもさることながら、もう少し地元経済に貢献できていれば、ここまで白い目で見られなくても済むのになあ、と余計なことを思ったり。
さて、大洗でガールズ&パンツァーのイベントを堪能した所長&味野さんは、今度は一転して水戸で観光します。水戸は何度か訪問していますが、水戸城周辺を見た程度で、日本三名園の1つ「偕楽園」を未だに見たことがありませんでした。 兼六園(金沢)、後楽園(岡山)は訪問済ですので、この機会に偕楽園を訪問し、日本三名園を制覇することにしました。
・・・が、水戸駅近くの広告に茨城県立歴史館に移築保存されている近代建築の写真が。 全くノーマークでしたが、調べてみると偕楽園の北隣にあるそうで、これは行くしかありません。流石に茨城県立歴史館の本館をじっくり見る時間はありませんでしたが、移築されている建築たちを堪能します。 まず上写真は1881(明治14)年に建築された旧水海道小学校本館。以前に、一区前の現地に残る旧・水海道小学校雨天体操場兼講堂(現・武道館)を常総市水海道で見たことがありましたが、こちらは本館ですね。明治初期の洋風学校建築として、貴重な建物です。
こちらは旧水戸農業高等学校本館。1899(明治32)年にこの地に建てられたもので、1970(昭和45)年に移転するまで使われました。
さらにもう1棟、元禄年間(1688〜1704年)に建てられたと推定される旧茂木家住宅もあります。元々は茨城県南部の行方郡牛堀町(現:潮来市)にありましたが、1973(昭和48)年にこの地に移築されました。
続いて、偕楽園へ。通常は東門から入ることが多いそうですが、茨城県立歴史館との位置関係上、表門(黒門)から入ります。戦災を乗り越えて現存する門で、本来はこの門から入るのが正式なのだとか。 1841(天保12)年に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公が偕楽園を開園した当時の面影を今に伝えています。
梅が名高い偕楽園ですが、現れたのは竹林。こんな場所もあるのですね。
こちらは好文亭。現在の建物は、水戸空襲で焼失したあと、1958(昭和33)年に復元・・・されたものが落雷で1969(昭和44)年に焼失したため、1972(昭和47)年に復元されたものです。
部屋ごとに襖の題材が異なっているのが見所の1つ。
好文亭から見る園内は絶景です。こちらは1階からですが・・・。
2階からもまた良し。
こちらが2階からの眺め。
偕楽園といえば梅・・・ですが、時期は既に逸しており、少々残念な状態。梅林の規模はすごいもので、これは来年行くしかない?
それでも一部はまだ堪能することが出来たので、有難い限り。
非常に広大な庭園。ただ、繰り返しになりますが梅の時期が一番のようですね。
写真奥は、映画『桜田門外ノ変』撮影のために建設されたオープンセット。時間があればぜひ行ってみたかったのですが、時間切れで今回は訪問叶わず。いつまで残っているかわかりませんが、見てみたいですねえ。