2013年7月13日〜15日 倉敷・高松から神戸・京都へ


この日は阪神電鉄の尼崎駅前からスタート。氷川副所長と京都へ向かいます。まずは、駅前に復元されている尼崎城跡の石垣と塀を久しぶりに撮影。

向かい側には阪神電鉄尼崎車庫の赤レンガ倉庫が。元々は阪神電鉄が明治41年に電力事業を開始した際に建てた尼崎火力発電所の建物で、現在は資材倉庫として使われています。いつまでも残っていて欲しいですね。 付近にはこのほか、大正15年に建てられた旧尼崎警察署もあるとのことで、見に行けばよかった・・・。

さて、本日の主目的は京都水族館へ行くことなので、混んでくる前に少しでも早く入場したいところなのですが、少しだけ阪神電車を撮影することに。

ツートンカラーで活躍する5000系。

阪神5000系の間には近鉄電車が。近鉄がここを走行しているというのが、未だに不思議な感覚であります。

こちらは8000系。

奈良へ直通する近鉄電車が入線。

強引ですが山陽電鉄の車両と近鉄の車両を並べて。

姫路方から山陽電鉄5000系が入線。カーブを描いて入線する雰囲気が素敵☆

最後に阪神5500系を撮影し、ここでの撮影を終了しました。

そして阪神電鉄の梅田駅に到着し、JRに乗り換えて京都駅へ向かいます。

京都駅に着いた所長&氷川副所長は、徒歩で梅小路公園にある京都水族館へ。こちら、2012年3月14日にオープンした日本初の完全な人工海水利用型水族館。海とは全く接していない内陸型であるのが特徴で、オリックス不動産が運営しています。

最初に現れたのは、京都の鴨川で捕獲されたオオサンショウウオ。見かけること自体、あまりないですが、こんなに多数覆いかぶさっているとは。

そんな鴨川のサンショウウオ、1970年代から食用などとして輸入されたチュウゴクサンショウウオが逃げ出したり、放流されたことによって交雑が進むという問題が発生しているそうです。 ちなみにチュウゴクサンショウウオは、斑点が大きかったり、イボは少なく対になったり、鼻先は急に平たくなるのが日本のサンショウウオとの違い。

また、京都の川魚たちも多数展示されています。撮影はしてみたものの、相変わらず名前が解らない・・・。

こちらはミナミアメリカオットセイ。

大水槽は圧巻。まるで絵画のような幻想的な風景が広がります。

こちらは、ヨスジフエダイ。

これは何という種類のエイだったか・・・。

その他、様々な魚と出会うことができます。とりあえず撮影はしてみますが、相変わらず細かい種類が解らず。

こちらは、鱧(はも)。

こちらは、みずくらげ。

水族館の定番とも言える、イルカショーも見学。

物凄い迫力で、何度も何度もジャンプしてくれました。

見事な水平交差!

さらには、こんなパフォーマンスまで。これで水面を移動するとは。

屋外には京の里山ゾーンというのもあり、大変に魅力的でした。 私が見つけられなかっただけかもしれませんが、展示ガイドブックがあれば更によかったのですが・・・。いずれにせよ、大満足の展示でした。では、梅小路に来たからには、次はあそこへ向かいます。

せっかく梅小路公園に来たので、2006年以来久しぶりに梅小路蒸気機関車館へ行きます。入口は旧二条駅舎で、1904(明治37)年に当時の京都鉄道が本社社屋を兼ねて建築したもの。山陰本線の高架化に伴い役目を終え、1997(平成9)年に移築されました。

さて、まず目に入るのは50系客車(オハフ50 68)。休憩所として使用されているもので、ピカピカの状態でした。貴重な原型の50系ですね。

1914(大正3)年に建築された扇形機関庫。普段はずらりと蒸気機関車が並んでいるのですが、本日は数が少ない・・・。

何と多くの機関車が屋外にいました。こちらはD51 1号機。

C62 2号機。これ以上先に行けないため、正面から撮影することはできませんでした。ならば、ということで281系特急「はるか」とセットで撮影。白と黒の共演。

単体でも撮影しておきます。格好いいですねえ。

嵯峨野観光鉄道のDE10 1155号機。たしかに梅小路所属ですが、こんなに撮りやすく撮影できるとは。

C61 2号機。

C58 1号機。

オハ46 13。

以前は客車は3両いたのですが、2両目のオハフ33 48は2009(平成21)年に解体されてしまいました。勿体ない・・・。その後ろはマニ50 2232ですが、本日は私が気が付かなかったのか、いませんでした。

せっかくなので、在りし日の姿を。解体ですかねえ。

DE10 1113号機はピカピカの状態。

また、本日のSLスチーム号は8620形8630号機が使用されていました。梅小路に新しい鉄道博物館ができる際には、京都駅からここまで運転してくれると、人気爆発だと思うのですが、無理な話ですよねえ。

 さて、屋外にいた車両をご紹介させていただきました。残念ながら撮りにくい場所にあって、撮影できない機関車も多々いましたが・・・。というか、こんなに屋外にいるものでしたっけ? その他については、いつも通りの並びで屋内にいましたが、こちらの1070形1080号機は、2009(平成21)年に日鉄鉱業株式会社から寄贈されて展示されている、新しい収蔵品。
 1901(明治34)年にイギリスのダブス社で製造されたもので、元々は東海道本線の急行列車を牽引するために、輸入されたものです。当初は6270形で、テンダー式だったものを、昭和初期にタンク式に改造され、現在の形式になりました。 1940(昭和15)年に鉄道省から日鉄鉱業に払い下げられ、1974(昭和59)年まで使用。その後は長らく保管されてきたもので、1070形としては唯一の現存例です。

さて、梅小路公園ではもう一つ、京都市電N27が動態保存されています。N27は、1918(大正7)年から登場した狭軌1型のうちの1両です。明治村での動態保存運転でもおなじみですね。

ところが何をトチ狂ったか、これから蓄電池方式に改造するそうで、架線から終電する今の方式は、間もなく見納め。鉄道博物館建設に伴い線路を移設するそうですが、環境や景観に配慮するのだそうです。はあ・・・。 ちなみに同時に「市電ひろば」が整備され、これまで非公開った京都市交通局秘蔵の車両たちが7両展示されるとか。こちらは非常に嬉しい話で、JR西日本の鉄道博物館と合わせて、ものすごい数の鉄道車両が梅小路に集まることになりますね。

 京都水族館を見て、梅小路蒸気機関車間を見たところで、何だかんだ京都に何度も来ている所長&氷川副所長はやることが無くなってしまいました。暑くなければ色々とプランはあるのですが、前日までよりはマシとは言え、歩けば汗がポタポタ。 とりあえず京都駅に徒歩で向かうことにしたところ、立派なお寺が見えてきたので、寄り道してみました。
 それは・・・西本願寺。今まで来たことはありましたが、2008年まで平成の大修復が行われていたこともあって、工事現場がない完全な姿を見たのは今回が初めてです。 写真は左側が御影堂。右側が阿弥陀堂で、共に国の重要文化財に指定。

こちらは国宝の書院(対面所&白書院)。

国宝の唐門。

国宝の飛雲閣。原則として非公開のため、塀の外から見るしかありません。豊臣秀吉が建てた聚楽第(じゅらくだい)の一部とも言われますが、真相は不明です。

さらに西本願寺の向かい側には、このような洋風のようなイスラム風のような変わった近代建築があります。こちら、西本願寺伝道院。元々は真宗信徒生命保険株式会社の社屋として、1912(明治45)年に伊東忠太(東京帝国大学教授)の設計により建築されたものです。 ああ、伊東忠太先生なのでこのようなエキゾチックな建築になったんですね。こちらも最近まで長らく修理中だったようです。

そのままバスに乗車して、今度は久しぶりに二条城へ行ってみることに。前に来たのは8年前でしたが、すっかり内部構造がどうだったか忘れており、ここが大政奉還を宣言した場所か・・・など、非常に感動しました。

 幸い、主要な建築物はすべて撮影してからだったのでよかったのですが、なんとここで無念のカメラバッテリー切れ。ホテルを出るときに、5段階中3の電池残量だったので充電器があるにもかかわらず充電しなかったのですが、あっという間に2段階目に突入し、水族館と梅小路で写真撮りまくっていたら、見事に・・・でした。
 このまま近江鉄道の撮影にでも行こうかと密かに企んでいた私の計画は見事に破綻し、ヨドバシカメラで食事して、プラプラしたのちに解散となりました。まあ、体力の限界に挑戦して旅行する年齢でもありませんし、この程度でよかったかも? さて、ようやく7月3連休の旅行の記事が終わり。しばらく、関東での撮影が続きます。というか、8月末まで遠出する予定は無し。私にしては珍しいです。

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