2013年12月8日 京王れーるランド&高幡不動へ
この土日は完全オフで、ホームページの更新に専念するつもりでいましたが、この1週間、かなり大規模に更新しておりましたら、流石に疲れたこともあり、・・・出かけることにしました。と言っても、休日の住居からの近所ですが・・・。 まずは立川北駅から、久しぶりに多摩都市モノレールに乗車。久しぶりに風景を眺めましたが、見通しが非常によく、何だかワクワクする雰囲気です。
京王線と接続する高幡不動駅の手前でもパチリ。京王の車庫がよく見えますね。
そして、多摩動物公園駅の手前で、今回の目的地である京王れーるランドを上空から撮影させていただきました。
さて、今年10月10日にリニューアルオープンした京王れーるランド。以前と変わらず、京王動物園線の多摩動物公園駅に併設されている施設ですが、その規模はリニューアル前と雲泥の差。なんと言っても、ようやく実物車両が展示されるようになったのは、大きいでしょう。 左から、6000系(6438号)、3000系(3719号)、5000系(5723号)、2010系(2015号)、そしてデハ2400形(2410号)という、京王電鉄で活躍した歴代5車両が展示されています。 その周辺をミニ列車が運転されていて、子供達が乗車できるようになっています。というわけで、多くの家族でにぎわいますので、休日だと車両全景をスッキリと写真に収めるのは少々厳しい・・・かも。 それでは、1両ずつ見ていきましょう。
6000系(6438号)。
3000系(3719号)。
5000系(5723号)。
5000系は車内に入ることもできます。
2010系(2015号)。
同じく車内に入ることが可能です。
デハ2400形(2410号)。
こちらも車内に入ることはできますが、床が木造ということもあってか、入れるのはここまで。
今度は別フロアへ。こちらは、日産ディーゼルの超低床バスRN210CSN。 非常に新しいような感じがするのですが、こういうのも博物館入りなんですね・・・。運転席に座れると言うことで、大人気でした。
こちらはトミーテックのバスコレクション。京王の歴代バスが勢ぞろい?
こちらは6000系6722号のカットモデルを使用した運転シミュレータ。こちらも大人気で、抽選が行われるほど。
こちらは6000系6772号のカットモデルを使用した車掌体験コーナー。これ以上後ろに下がれないので、全景は撮影できず・・・。ちなみに、方向幕・種別幕が回転できるため、こちらも子供達に大人気でした。
実質的に6000系を3両も展示しちゃって、今後、7000系が引退する場合にはどうするのか・・・?と思いきや、既に7000系風のモックアップ(?)が。こちらも方向幕が回転できるので、人気でした。
それから、HOゲージによる鉄道模型ジオラマも。京王の車両たちが走り回っております。あとは2階はプラレールコーナーで、大盛況でしたが、大人一人で見て回るような場所ではないので、さっさと退散しました。
最後に、多摩動物公園駅から多摩都市モノレールを撮影。見事な晴天に銀色とオレンジ帯の車体が映えました。
京王れーるランドを見学した後、高幡不動駅で下車。駅名の由来となった高幡不動尊金剛寺を久しぶりに散策します。金剛寺は、平安時代初期に慈覚大師円仁が清和天皇の勅願により山上に開いた寺院を起源とする、非常に由緒ある場所です。 まず、最初に現れる仁王門は室町時代後期の建築で、国の重要文化財に指定された立派な楼門です。
その背後の不動堂は、1342(康永元)年の建築。こちらも国の重要文化財に指定されており、東京都最古の文化財建造物です。
さらに奥に進むと、旧五部権現社殿という小さな建築があります。こちらは金剛寺の境内鎮守として創建されたもので、現在の建物は1671(寛文11)年に造られたもの。東京都指定有形文化財となっています。
シンボル的存在である五重塔は、塔高39.8m、総高45mという規模。ただし古い建築ではなく、比較的最近のものです。
しかし、不動堂と五重塔の組み合わせは格別で、今やなくてはならない存在です。
また、新撰組の土方歳三の菩提寺であり、凛々しい像が建てられています。新撰組ファンの皆さんは要チェックです。
さて、本来はこれで帰宅するつもりでしたが、案内板を見ると背後の山(丘?)について、高幡城跡という記載が。
説明が殆どなく、何となくの雰囲気で遺構を見て回りますが、この辺が本丸か、それとも二の郭か・・・? なお、調べてみると、高幡城は史料に非常に乏しく、詳細なことはわかっていないそうですが、室町時代に高幡氏の居城として築かれたといわれ、戦国時代初期ぐらいまでは合戦等で使われたようです。 まあ、こういう小さな城は全国に山のようにあるわけで、すべてを把握するのは至難の業ではあるのですが、まさか近所に知らない城跡があるとは思わず、驚きでした。