2014年8月30日・31日 香川・高知・愛媛で撮り鉄の旅
朝です。 昨日の晩が遅かったこともあり、ぐっすり出発ギリギリまで粘りたいところではありましたが、次に高知に来るのもいつになるか解りませんので、眠い目をこすりながら朝練に出かけます。
まずは、アンパンマンミュージアムラッピング車を撮影。
反対方向からは、昨日も撮影した萌え電車。
いやはや・・・。
そして、はりまや橋へ移動。今度はコカ・コーラ広告電車を撮影。この日の朝はカラフルな列車と立て続けに出会います。
「ごめん」「いの」の定番の離合。
土佐電ドリームサービスのバスも撮影しておきます。会社名は「土佐電」、愛称は「とでん」でしたが、10月1日からは「とさでん」に統一されるわけですね。
それから、日本三大がっかり時代の遺産である「はりまや橋」の欄干を撮影。昔は、この欄干のみであったので、がっかり感が凄いものでした。私も高校生の時に見たとき、「?」な状態。しかもちょうど、下写真の整備工事の最中だったか。
これの有無で随分と変わりますね。
さて、萌え電車が戻って来ました。もう十分に堪能しましたが、目の前を通過するなら1枚撮影しておきます。
こちらも昨日見た2000形。明るい状態で撮影できて良かったです。
2000形と800形の離合。ちなみに700形と800形は、山口県下関市の山陽電気軌道(現・サンデン交通)から移籍した車両です。
800形単体で。
こちらも800形。
こちらは200形。側面は広告が剥がされた状態なのか、青帯が側面に回っていませんでした。
さて、JR高知駅に到着。これからJR窪川駅へ向かいますが、ゼニちゃん、ネオンさん、鐡さんはレンタカーで、そして私、デュークさん、秩父路号さん、喜多見隊長は鉄道で移動します。まあ、レンタカーで移動すればコストはかからないのですが、伊野駅から西が未乗区間だったので・・・。
幕末の偉人三人衆も改めて撮影しておきます。
また、土佐電鉄の電停も撮影。雨に濡れることなくJRと乗換が可能です。ただ、完全に直結しているのかと思っていたら、道路1本が間に挟まっていたんですね。気になる距離ではありませんが。
ホームへ行くと、土佐くろしお鉄道9640形阪神タイガースラッピング車がいました。後方にはJR1000形も停車しており、縦列駐車しております。
高知駅の風景を一通り撮影後、2000系特急「しまんと」に乗り込んで、窪川駅を目指します。
さて、JR窪川駅へ到着。レンタカー組の方が早く着いていたことには驚きましたが、2000系の旅も実に快適で楽しいものでした。ということで、2000系特急「しまんと」を見送ります。
側線には既に、キハ32形鉄道ホビートレインが待機中。0系風に改造したというのですが、この中途半端な改造が逆に魅力的です。
出発に向けて入換を開始。反対側の顔もバッチリいただきました。
また、土佐くろしお鉄道中村線も発着しており、TKT8000形が撮影できました。写真の8011号は四万十町ラッピング車となっています。
さて、一旦外に出て駅舎を撮影。土佐くろしお鉄道窪川駅、JR窪川駅、そして完成したての四万十町庁舎が並んでいます。
四万十町庁舎の駐車場からキハ32形を撮影しておきました。 これを0系風にするのですから・・・驚きです。
四万十町庁舎。木材をふんだんに使用しており、非常に手が込んでいます。ちなみに線路を挟んで東庁舎、西庁舎に分かれており、線路をまたぐ自由通路も合わせて整備されています。人口約1万8000人の町ですが、頑張って建築したものです。
さて、鉄道ホビートレインがホームに入線しました。
気になる先頭部は・・・こんな状態。頑張って突き出した、という感じです。
車内の様子。一部が0系風の座席であるほか、写真右手には新幹線の模型が展示。
また、宇和島方のショーケースには国鉄時代の四国を走った車両が展示されているほか、車内のあちこちにJR四国の車両が1両ずつ展示されています。
なかなか見ごたえのある車両群です。
また、運賃表示器には東海道新幹線開業当時の駅名も。これで本当に運賃が表示されたら面白かったのですが、流石にそこまでの演出はありませんでした。
さて、列車は四万十川に沿って進みます。
ごめん・なはり線ほどではありませんが、こちらもかなりの高規格路線。予土線の東側である江川崎〜若井間は1974(昭和49)年に開業した比較的新しい路線で(それでも40年前ですけど)、軽便鉄道を出自とする西側とは全く異なる様相だそうです。
さて、我々は前日の夜に色々と協議を重ねた結果、こんな駅で下車。
後追い写真が思いのほか良い感じで撮れて大満足のこの駅。
半家駅でございます。後日、高知県に住んでいたという同僚に「後免駅に行ったよ」と報告したところ、「半家駅には行きましたか?」と言われたので、ネタとして有名なようです。私は全然知りませんでしたが・・・。 というわけで、薄毛の人には要注意の駅です。
秘境駅とまでは言えませんが、これまた実に風情のある光景です。それでは、反対方向から来る列車で、窪川駅へ折り返します。出来れば、全線乗りたかったのですが・・・。
さて、宇和島方から入線してきた列車は、キハ32形による海洋堂ホビートレイン。
現在のラッピングは2代目で、初代はとうとう撮影することなく終わってしまいましたが、今回は確実に記録しておきます。
鉄道ホビートレイン同様にショーケースがあり、海洋堂のフィギュアが多数展示されているのが特徴です。
残念ながら私には元ネタが解らないものも多かったですが、マクロスは凄いですな。
キン肉マンの後ろにエヴァ。そう言えば、エヴァもまだ観ておりません。いい加減に新劇場版ぐらいは見ないと・・・。
さて、窪川駅へ戻ってまいりました。オフ会開始前の当初計画では、予土線を乗り通して松山へ向かうつもりでしたが、予土線に来ること自体が滅多にないでしょうから、今回は予土線の車両を徹底的に堪能することにしたのです。
それにしても実にド派手な車両です。
さらに、土佐くろしお鉄道中村線のTKT8000形は8021号が停車中、「だるま夕日号」の愛称を持つ、やなせたかし氏デザインによるラッピング車でした。
そこへ、2000系特急「あしずり」が入線。
1000形もやって来ており、にぎやかな状態に。
土佐くろしお鉄道8021号との並びを。 ここでいったん駅を出て、駅前の食堂で食事。裏辺研究所御一行という突然の団体客に、普段のお客さんも少し多かったようで、店の人が驚いておりました。売り上げの貢献になっていれば幸いです。
さて、昼食を終えて再び中村駅へ行きますと、2000系特急「南風」が。こちらの車両、南風アンパンマン号としてトレインマークも塞ぎ、前面から側面まで、アンパンマン一色になっております。描かれているキャラクターがアンパンマンなので、それほど気にはなりませんが、実際のところ「けいおん!」電車とか、「中二病」電車とか、「花咲くいろは」ラッピング車などと実に良い勝負です。
発車を後追い撮影。トレインマークがあった部分は、アンパンマンになってます。
そして、土佐くろしお鉄道中村線のTKT8000形は、また別のラッピング車が入線。
TKT8004号。宿毛市ラッピング車両となっており、「すくものはなちゃん」というキャラクターが描かれています。
さて、そこへキハ54形を先頭にした「しまんトロッコ」が入線。
今やJR九州のみならず、全国の鉄道車両デザインでお馴染みの水戸岡鋭治氏による車両ですね。
鉄道ホビートレインと並びます。
ここで、松山空港から空路で帰るデューク所員とはお別れ。海洋堂ホビートレインに乗車して、まずは宇和島を目指されます。どうもお付き合い有り難うございました。
さて、しまんトロッコは折り返しの運用に向けて、キハ54形を一旦切り離します。このため、トロッコ単体での撮影が出来ました。
そして、駅構内をぐるっと回り再び登場。
そして、連結作業を行います。
作業完了!
では、これに乗車して・・・と行きたいところですが、高知県は遠い。 本州に戻るべく、ゼニちゃんの運転で高知県を離れます。 ・・・が、あと一か所、寄り道をしていきます。
高知県を後にした所長一行は、当初は「時間の都合上、間に合わない」という話もある中で、愛媛県西条市の四国鉄道文化館へやって来ました。何しろ、14時前に窪川駅を出発し、16時に現地に着いたわけで、2時間でワープしました。 別に高速道路をかっ飛ばしたわけでもないのですが、ゼニちゃんのドライビングテクニックはあるにせよ、案外早く着いたものです。その反面、これだけ高速道路が便利だと、JRは大変ですね。 さて、今度は本物の0系とDF50形と対面。
0系がカットモデルなのは勿体ないですが、新幹線が走行していない四国で0系が見られるのが凄い。
車内の様子。当時の雰囲気を味わうには十分です。また、CDプレイヤーからの放送でしたが、当時の車内アナウンスも流れており、山陽新幹線で0系を良く利用していた頃が懐かしくなりました。
さて、四国鉄道文化館はJR予讃線を挟んで南側に、この7月に南館をオープンさせました。その中で、フリーゲージトレインが屋外展示されています。(今後の塗装剥離が怖いですが・・・)
あれもこれも撮影しに行くことは不可能とは言え、走行試験が撮影できなかったのは残念でした。ここで見ることが出来て、満足でございます。では、今度は建物の中へ・・・。
まずはキハ65形とC57 44がお出迎え。写真左側のショーケースが、キハ65形の全景を撮影するのに少々邪魔ですが、西条市のおかげでキハ65形が今後とも見られることになったことには、本当に感謝です。
キハ65形を別角度から。
また、DE10 1号機も保存されています。
キハ65形は車内に入ることもできました。ええですのう!
フリーゲージトレインと7000系。線路脇の施設だから見られる競演?その意味では、屋外保存も悪くはないのですが、今後の維持管理がどうしても気になってしまいます。
さて、跨線橋の上から8000系特急「しおかぜ」を撮影。
岡山で友人に会うという秩父路号所員は、流石に特急「しおかぜ」の方がレンタカーよりも早いということで、この列車で移動。岡山の場合、高速道路を降りた後のアクセスを考えると、市内の渋滞も懸念されるので、鉄道移動の方が便利です。 また、松山に一泊するという喜多見隊長ともお別れし、残るネオンさん、ゼニちゃん、鐡さん、私は関西へ向かいます。
夜ではございますが、私は初めて淡路島を渡ることに。
淡路島の結構な広さに驚きつつ、これまで見るだけだった明石海峡大橋も渡り、兵庫県へ上陸。そして、ゼニちゃんと鐡さんと別れを告げます。
最後に私とネオン所員は、新大阪駅で串カツを食べて解散。 どうもお疲れ様でした! ・・・が、私と秩父路号所員は翌日も旅行が続きます。