2015年10月10日 またも189系三昧&一橋大学、鉄道総研、江戸東京たてもの園へ
この日は朝、橋本駅で相模線の205系を撮影するところからスタート。側面に広告が貼られていますが、これは「相模原市ホームタウンチームトレイン」として地元のスポーツチームを相模原市が応援しているものです。
さて、西八王子駅へ移動しまして、189系国鉄特急色による「ホリデー快速富士山」を撮影。関西の381系が定期運用を終了した今、必ずというわけではないですが、国鉄特急色による貴重な列車となっております。
続いて、189系GUあずさ色による特急「かいじ」を撮影。
E257系による特急「かいじ」も撮影しておきます。
続いて反対側のホームへ移動したところへ、反対方向からE257系による快速「山梨富士」が通過していきました。シマッタ、忘れていた・・・。
そして今度は、189系あずさ色による特急「かいじ」を撮影。というわけで、豊田車両センターの189系はフル稼働状態でした。
西八王子駅でのラストは、E351系特急「スーパーあずさ」。12両編成の在来線特急というのは、中央線ならではです。
さらに八王子駅で211系と八高線の205系の並びを撮影。
停車していたのでEH200−10号機を撮影し、次の場所へ向かうことにするのでした。
国立駅で下車し、一橋大学を散策します。昭和初期、まだ東京商科大学という名前だったころに伊東忠太の設計で建てられた立派な近代建築が多数あるのが特徴です。
兼松講堂 【国登録有形文化財】 1927(昭和2)年築。
本館 1930(昭和5)年築。
附属図書館 1930(昭和5)年築。3月に訪問した時は外壁の修理中でしたが、現在は御覧のようにピカピカの状態に。なぜこれが文化財指定を受けていないんだ・・・??
旧門衛所 【国登録有形文化財】 1931(昭和6)年築。こちらは文部省建築課の設計。 特に説明が無いため、何の建物か謎な雰囲気ですが、現在は消防器具庫となっているようです。建築当時はモダンな門衛所だったことでしょう。
東本館 【国登録有形文化財】 1929(昭和4)年築。先ほどまでは国立駅前の大通りを挟んで西側の建物を紹介してきましたが、こちらは東側にある建築。東京商科大学当時は、附属商学専門部本館として使われていました。
さて、この日は鉄道総研が年に一度公開される平兵衛まつりの日(※これが本日のメインディッシュ)。先ほどまでは国立駅の南側にいましたが、今度は北側に向けて歩きます。 まずは、国分寺市の施設である「ひかりプラザ」で保存されている新幹線試験電車951-1形を撮影。鉄道総研から無償譲渡されたものです。屋外保存ですが、綺麗な外観を保っているのが驚き。10年以上前から時折見に行っていますが、塗装が極端にボロボロになっている姿を見たことがありません。
運転台に入ることもできます。これにしたって、これまで多くの人が時には乱雑に扱っていると思いますが、それでも美麗に保存されているのが驚き。
こちらは車内の様子。
続きまして鉄道総研の内部へ。大阪の交通科学博物館からリニアモーターカーのML500が譲渡され、これまで正門近くにあった他のリニアとセットで敷地内の広場へ集められました。しっかりとした展示スペースが出来たと喜ぶべきか、公道から見えなくなったと嘆くべきか。
続きまして怪しげな新幹線車両を発見。300系がベースとのネットの記述もありましたが、高速試験車として開発されたようです。
今回是非撮影したかったのが、湘南色のキハ30 15。八高線で活躍後、1986(昭和61)年に鉄道総研へ譲渡。電車と気動車の協調運転に伴う技術開発に貢献し、JR九州のキハ183系オランダ村特急(現在は「あそぼーい!」で活躍)やキハ200系の開発に役立てられたそうです。
こちらはJR西日本の223系とそっくりな外観を持つR291形。現在は燃料電池システムを搭載して試験中だとか。この日は親子連れのみが内部に入ることが出来ました。
さて、天気が悪いと悲しむべきか、逆光を気にせず写真が撮影できると喜ぶべきか。ともあれ、189系や一橋大学、鉄道総研を見た後は、江戸東京たてもの園へ行くという、この日も予定満載のプラン。
前川國男邸/旧所在地:品川区上大崎三丁目
1942(昭和17)年築。戦前から戦後にかけて活躍した建築家として名高い、前川國男の邸宅。切妻屋根の和風の外観に、内部は吹き抜けの居間が特徴です。 今でも売り出し可能な素晴らしいデザインです。
三井八郎右衞門邸/旧所在地:港区西麻布三丁目
何と言っても豪勢な内装です。さすがは三井財閥のお屋敷。 残念ながら建物のすべてが移築できたわけではないようで、勿体ない。
何度もここには行っていますが、今回初めて2階に上がることが出来ました。シャンデリアが豪勢〜!
デ・ラランデ邸/旧所在地:新宿区信濃町
明治時代の気象学者・物理学者である北尾次郎が住んだ平屋建ての洋館を、1910(明治43)年頃にドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデが自宅として使用するにあたり、3階建てへ大幅増築したもの。 その後、所有者は何人か変わり、1956(昭和31)年から乳酸菌飲料カルピスの発明者である三島海雲氏が住み、三島氏没後は1999(平成11)年まで三島食品工業株式会社の事務所として使われました。 1階はカフェになっていますが、まさにタイムスリップした感じ。
単純に建物の外観ばかり撮影していても芸が無いので、ちょっと変わった写真も狙ってみます。こういう素材にあふれているのも、ここの特徴ですね。
昔ながらの居酒屋。
都電7500形に出会えるのも特徴。ちょっと塗装が汚れてきましたが、このぐらいなら洗浄すれば綺麗になるか? もう何度も訪問しておりますが、そのたびに色々な発見もあり非常に楽しい場所。商店などの建物によっては、まだ未公開な部分もあるので、いつかぜひ公開してほしいなと思っております。