2016年8月26日・27日 亀山から関西の103系・201系&加悦・京都鉄道博物館へ
毎年夏恒例の裏辺研究所オフ会。まずこの日は喜多見隊長、ネオン所員、ゼニガタ所員、秩父路号所員、鐵所員が名古屋に集結。まずは関西本線を南下し、四日市駅へ。
DD51を発見!
伊勢鉄道を撮影し・・・。
まずはDD51 890号機による貨物列車を撮影。
隣の富田浜駅へ移動し、今度はDD51 1028号機狙い。
そこへ、今や希少車となったキハ11形がやってきました。
四日市駅へ戻り、先ほどの貨物列車をもう一度撮影しておきます。
続いて亀山駅に向けて移動を開始。途中、こんな車両を見かけたり。
いきなり車窓に飛行機が2機見えてきたり。こちら、鈴鹿市の横山商店資材置き場で保存されているもので、左が南西航空で使用されたコンベアCV240 (JA5130)、右が毎日新聞で使用されたライアン ナビオン(JA3057)です。 塗装は・・・?ですが、2016年になってこのように立派に修復展示したそうです。なおコンベアCV240は政府専用機風、ナビオンは海軍風の塗装にしたとか。
さて、亀山駅へ到着しました。
JR東海とJR西日本の境界駅、関西本線と紀勢本線の接続駅である亀山駅は、各方面1時間に1本ながら、その瞬間だけ列車大集合状態。
JR東海のキハ25形、JR西日本のキハ120形、JR東海の211系と313系・・・と、様々な車両が並んでいます。まあ、ホームの長さと編成の短さは最盛期からの衰退ぶりを隠せませんが・・・。
列車待ち1時間の間に、東海道の宿場町かつ城下町である亀山の町並みを散策。色々残っているんです。こちらは、加藤家長屋門及び土蔵【亀山市指定文化財】。亀山城主石川家の家老職を務めた家で、江戸時代後期の建築と考えられています。
西之丸庭園。
そして亀山城。写真の多門櫓は、1632(寛永9)年頃に築造されたとみられます。三重県で唯一現存する城郭建造物で、県史跡に指定。ちなみに、2012(平成24)年度に「平成の大修理」が完了し、創建当時の姿に復原。
二之丸帯曲輪は、このように復元整備されていました。
また、C58 539号機や・・・。
セスナ機も保存されていました。せっかくなら、こっちにも屋根を・・・。
乗車する列車の時間が迫る中、ギリギリまで文化財を探訪すべくこんどは西町へ。さすがは旧街道、趣のある古民家もあります。
最大のお目当ては、こちらの遍照寺。本堂は、旧亀山城二之丸御殿玄関を移築したもので、全国的にも貴重な御殿建築の生き残りです。ですが、文化財には未指定だとか・・・。 さて、ほとんどギリギリのタイミングで関西本線に乗り込み、今度は同じく東海道の関宿へ向かいます。
関駅に到着しました。立派な駅舎がせめてもの救いですが、広い駅構内と1両編成のディーゼルカーが、一種の寂しさを感じます。まあ、それでも関駅は道の駅も併設しており、決して寂れているわけではないのですが。
さて、関の町並みは東海道でも随一の古い町並みを今に伝えます。
新しい建物も昔風に。
高札場が復元されています。
古くから関の地蔵と呼ばれて信仰されてきた地蔵院。741(天平13)年に行基によって創建されたという伝承もある(地蔵院略縁起/1695年)、関宿のシンボル的存在です。 本堂は1700(元禄13)年、愛染堂は1630(寛永7)年、鐘楼は1644(寛永21)年の建築。
素晴らしい文化財を堪能しましたが、亀山宿に引き続いて夏の灼熱地獄の中、一部の所員からはうめき声も上がるのでした・・・。申し訳ない。その代わり、昼ご飯はきちんとした場所で、きちんとしたものを食べさせました(?)ので。
関西本線に戻りまして柘植駅へ。
忍者です! この駅には忍者がおります。
ここから草津線へ乗車。この色は何とかならんのか。
貴生川駅に到着しました。
ここから信楽高原鉄道に初乗車します。まあ、先ほどの関西本線(非電化区間)も草津線も、初めての乗車だったわけですが・・・。
あっという間に全線完乗。
新車とご対面です。
僅かな滞在時間で折り返し、貴生川駅に戻ると近江鉄道の赤電に遭遇!
さらに草津線は湘南色の113系。見事なコンボです。
柘植駅へ戻り、再び関西本線に乗車して西へ進みます。
関西本線で天王寺駅まで行き、さらに阪和線へ乗車。鳳駅で分岐する阪和線の支線、羽衣線に乗車します。
初めての乗車。終点の東羽衣駅まで103系を堪能しました。
するとこちら、南海鉄道の羽衣駅が近くにあって、しかも高師浜線という、こちらもミニ路線が分岐しているではありませんか。高師浜駅まで乗りとおし、そして来た道を再び戻って鳳駅経由で天王寺へ。
天王寺駅では大和路線の103系区間快速に遭遇しました。なかなか、きちんとした構図で撮影出来ていません・・・。
この時の天王寺駅は、まだ103系や205系が次々と発着していました。並んだので撮影しておきます。
これにて、この日の撮影を終了。各自宿泊先ヘ向かうのでした。
1オフ会2日目は、まずは単独行動にて大阪環状線の201系真田丸ラッピング車、103系大阪パワーループラッピング車などをゲット。
素晴らしい並び!1980年代前半の中央線のようです。
ここまでは大阪城公園駅での撮影。
桜ノ宮駅でも撮影します。
乗ることになるとは。
合流時間に余裕があったので、福島駅まで乗車。
103系を撮影します。
そして新大阪駅までやってきました。681系の特急「サンダーバード」を撮影。
289系がやってきました。ここで、前日のメンバーに加えてデューク所員、馬藤所員を加えます。ゼニガタ所員は自家用車を供出すべく、自宅から先行。
福知山駅までやってきました。では、ここから本格的な観光を開始します。
福知山駅をゼニガタ自動車で北へ向けて出発すると、突然国道沿いの山中に阪急電車が見えてきました。なんと、個人のお宅となって使用されている阪急の2861号だそうです。
向かった先は、加悦鉄道資料館。今は無き加悦鉄道の加悦駅を保存したものですが、旧駅舎の敷地は与謝野町役場に転用されたため、道路向かい側に移築されています。
続いての目的地に向かっている途中、古墳公園を発見!
ここは、国史跡「蛭子山(えびすやま)古墳」と国史跡「作山(つくりやま)古墳」を復元整備した歴史公園です。
古墳の形状がはっきりとわかりますし、埴輪や葺石も復元され見事。ノーマークでしたが、わがまま言って無理やり立ち寄ってよかったです。
そして、加悦SL広場に到着。
元々は加悦鉄道廃止前の1977(昭和52)年9月に、加悦駅構内に開設。1993(平成5)年に加悦駅構内を、当時の加悦町役場(現・与謝野町役場加悦庁舎)建設に伴い譲渡したため、1996(平成8)年11月に加悦駅の先にあった鉱山駅跡に移転し再オープンしています。
お疲れの色は隠せませんが、貴重な車両たちが沢山。収蔵車両も非常に多く、国内屈指の鉄道博物館です。
ゼニガタ自動車を降りて山陰本線に乗ったところ、並河駅でDD51や0系カットモデルと遭遇したりしながら、京都駅の隣である丹波口駅で下車します。
本来であれば天橋立周辺で時間を使うべきところ、梅小路公園へ行ってしまうあたりが勿体ない話ですが、京都市電の保存車を見ます。
そして、閉館約1時間前に京都鉄道博物館へ滑り込みます。
新幹線は新幹線、在来線特急は在来線特急で並べてほしかった、この展示。0系、100系、500系の並び、キハ81系、581系、489系の並びではだめだったのでしょうか・・・。
それはそれとして、貴重な車両が多数収蔵されたのは嬉しい話。
大いに楽しませてもらいました。欲を言えば、485系の非貫通型はぜひ収蔵してほしかったのですが・・・。
これにて2016年夏のオフ会は終了。皆様お疲れ様でした。