2017年6月11日 大津・京都旅行
日帰りで大津と京都へ。まずは大津駅で113系8連を撮影します。
大津駅前にある滋賀県庁。写真の本館は1939(昭和14)年の建築で、早稲田大学大隈講堂、群馬県庁等を設計したことで知られる佐藤功一氏が設計しました。中央には塔屋を備え、両翼に建物が広がる姿が美しい!
続いて、約10年ぶりに石山寺へ。
境内の建物の大半が何かしらの文化財というすごいお寺ですが、中でも多宝塔は1194(建久5)年築(墨書きの銘より判明)。なんと源頼朝が寄進したもので高さは約17m。均整が取れた軽快なスタイルは非常に美しいものです。
続いて京阪大津線を撮影します。
全車両の塗装変更が始まっていますので、旧塗装の撮影はお早めに。そう言えば、3月改正で浜大津駅が「びわ湖浜大津駅」に改称されたとか。
続いて京阪京津線〜京都市営地下鉄東西線に乗車し、蹴上駅で下車。降りるとそこには、インクラインの跡があります。これは明治に作られた琵琶湖疏水の遺構の1つ。船を運ぶケーブルカーのことで、台車にそのまま船を載せて上下の舟溜まりを結んでいました。
立派な構えの南禅寺。
新緑の寺が美しい・・・。
南禅寺境内の特徴の1つが、この水路閣。1881(明治21)年に完成したもので、琵琶湖疏水の分線(蹴上以北)にある水路橋です。
南禅寺に戻りまして、前回に氷川副所?たちと来た時には、夏の暑さで訪問を断念した方丈庭園を散策します。
続いて、近くにある永観堂禅林寺を初訪問。紅葉の美しさが有名なお寺で、この時期は違うだろうなあ、でも折角だから見ておこうと思っていたら。
あらま。
コケも美しい・・・。
そして境内も面白く。
秋は秋で当然美しいであろうことは想像できましたが、新緑のシーズンも捨てがたいもの。ここに限らず、この時期に紅葉の名所へ出かけるのも面白いかもしれませんね。
永観堂を見たのち、平安神宮前の岡崎公園へ。ここには、京都市電で活躍した1800形1860号が岡崎・市電コンシェルジュという案内所として使用されています。
2015年12月から展示されていますが、今のところ状態は美麗なまま。
さらに京都御所へ。以前は特定の一般公開の時期でないと見られませんでしたが2016(平成28)年7月26日から通年で公開されるようになりました(月曜、年末年始はお休み)。
夕方に行ったこともあり、ガラガラ。
続いて、御所の北側に広がる同志社大学へ。ここは近代建築の宝庫で、5棟が国の重要文化財に指定されています。別途、ご紹介したいと思います。
続いて、隣接する相国寺を駆け足で散策し・・・。
御所の近くへ戻り、近代建築を散策。こちらは日本聖公会聖アグネス教会【京都市指定文化財】。1898(明治31)年築で、設計はJ・M・ガーディナー。
平安女学院 昭和館。1929(昭和4)年築で、設計はJ・V・M・バーガミニー。
京都府警察本部。こちらも1929(昭和4)年築です。
京都府庁【国指定重要文化財】。1904(明治37)年築で、設計は松室重光。内部もみられるようで、また議事堂も同じ年に同じ設計者が手掛けた建築らしいので、今度はぜひ見てみたいものです。
大丸ヴィラ【京都市登録有形文化財】。1932(昭和7)年築で、設計はヴォーリズ。大丸百貨店の第11代社長、下村正太郎の自邸として建てられたチューダー様式の住宅です。
残念ながら内部は非公開で、その様子をうかがい知ることができません・・・。
トドメで奈良線に乗車し、稲荷駅で下車。何やら3月改正で阪和線の205系がそのままの姿で運用を開始したそうで、とうとう写真の103系も先行きが・・・。
伏見稲荷大社の夜景を堪能し、帰宅したのでした。