2017年7月1日 国府台城と国立歴史民俗博物館へ
この日は職場の同僚であるMr.SとMr.Kと(ほぼ)2か月に1回の歴史散歩。生憎の天候なのが残念ですが、千葉県市川市の国府台城を見ます。
元々は1479(文明11)年に扇谷上杉家の家臣である太田道灌と、その弟である太田資忠が千葉孝胤が守る臼井城を攻略するために築城したもので、里見家と北条家が激突した二度の国府台合戦で有名です。
公園としてかなり色々と手を加えられてしまっていますが、辛うじて縄張りは推定できそうな感じ。
こちらは紫烟草舎(しえんそうしゃ)。北原白秋(1885〜1942年)が、1916(大正5)年から1年ほど、小岩(江戸川区)で住んでた家。江戸川の改修工事により解体されていましたが、所有者で市川市在住の湯浅伝之S氏からの寄付によってここへ移築復元したものです。
国府台駅に戻ると、普段は成田スカイアクセス線で活躍する京成3050形が本線の特急運用に入っていました。
さて、続いて千葉県佐倉市にある国立歴史民俗博物館へ。展示物の詳細については省略しますが、素晴らしい展示品の数々を少しだけ。こちらは東福寺三門模型。
平安時代、摂関家の藤原氏が領有してきた東三条殿。
平安貴族の服装
十三湊遺跡出土の陶磁器
鎌倉の模型
鎌倉武士の館
戦国大名朝倉家の朝倉館
一乗谷遺跡の武家屋敷・町屋
南蛮古渡火縄銃
朱印船
オランダのスヒップ模型
中世の商人
大鋸と大鋸挽き
江戸図屏風
寛文長崎図屏風
江戸橋広小路
椋本村旅籠「角屋」
様々な「おせち」
気仙沼 尾形家
出作りの景観
町村のボスを追い出せ
田子倉ダムとかつての集落
水俣病関連の展示
1955(昭和30)年の映画「浮雲」のセット「ゆき子の部屋」再現
最後に国立歴史民俗博物館が建つ、佐倉城跡を散策します。 近世の佐倉城は土井利勝が築城したもので、城は比較的簡素な造り。石垣も天守も無く、三層の櫓で代用しています。なお、明治維新後に建物は破却され、帝国陸軍歩兵第二、後に第五十七連隊(通称:佐倉連隊)の駐屯地となりました。戦後は国立歴史民俗博物館が建設され、これに合わせて遺構の復元などが行われています。 本丸と二の丸を隔てる空堀は、なかなかの迫力。
三層櫓(天守)跡には碑が建立。
水堀も残っています。佐倉城は石垣が無く、土塁で城を防御していました。