2017年7月27日 HIGH RAIL1375に乗車する
この日はまず、東京駅から北陸新幹線で軽井沢駅へ。
何とも贅沢な感じですが、グランクラスに乗車してみました。
提供される軽食。味は美味しいのですが、あくまで「軽食」。
お目当ては小諸駅から出るHIGH RAIL1375という観光列車なのですが、少々時間があるので軽井沢駅から軽井沢タリアセンへ。まずこちらは野上弥生子書斎兼茶室で、1933(昭和8)年築。小説家である野上弥生子(日本芸術員会員、文化勲章受賞)の書斎兼茶室として北軽井沢・法政大学村に建てられたもの。 ちなみに彼女は、夏目漱石の門下である野上豊一郎の妻としても知られています。
睡鳩荘(旧・朝吹山荘) 1931(昭和6)年築。W.M.ヴォーリズの設計で、帝国生命や三越の社長をつとめた朝吹常吉と、その長女でフランス文学者である朝吹登水子の別荘として使われました。2008(平成20)年に移築オープンしています。
旧・軽井沢郵便局(現・深沢紅子 野の花美術館) 【国登録有形文化財】。1911(明治44)年築。旧軽井沢の銀座通りにあった軽井沢郵便局を移築したものです。
1階はレストラン、2階は野の花を題材にした水彩や数々の挿絵の画家として名高く、旧軽井沢の堀辰雄山荘を夏のアトリエとして使用し活動していた、深沢紅子の美術館として公開されています。
軽井沢・夏の家(ペイネ美術館) 1933(昭和8)年築。建築家アントニン・レーモンドが自身のアトリエ「軽井沢・夏の家」として設計したもの。1986(昭和61)年に移築されて、フランスの画家レイモン・ペイネ(1908〜99年)の美術館としてオープンしました。
ペイネは、いつも寄り添う山高帽の男の子と愛らしい女の子でお馴染み「ペイネの恋人たち」で有名な画家で、ペイネもこの美術館を訪れています。
今度は中軽井沢駅へ行き・・・。
小諸駅で115系初代長野色を撮影します。しなの鉄道が復活させた往年の塗装の1つですね。まさか復活させるとは思いませんでした。
いったん、小諸駅を出ます。
HIGH RAIL1375乗車までの時間、周辺を散策。
明治42年に建てられた小諸駅の油庫。
小諸城大手門。
小諸観光交流館
小諸城三之門を見て、駅に戻ります。
同じ駅で撮影するのも芸はないですが、再び115系初代長野色をゲット。先ほどは快速でしたが、今度は普通列車。
信州色の115系との並びもゲットです。
この頃は、JR所属車両と区別するために、しなの鉄道発足当時を思わせる「しな鉄」ロゴを貼っていましたが、ロゴなしで再塗装されています。立川から直江津まで広く見られた115系のこの塗装ですが、今や、しなの鉄道でしか見られません。
さて、お目当てのHIGH RAIL1375です。
車内の様子。キハ110系と思えない改造ぶりですね。
スイーツ。桃を丸ごと使ったケーキで絶品でございました。
さて、中込駅でしばらく停車するので小海線営業所に停泊中のキハ110系たちを撮影。
HIGH RAIL1375の編成写真も停車中にゲット。
さらに、野辺山駅でも編成写真をゲットし・・・。
駅舎と一新された駅名標も記録しておきます。
終点の小淵沢駅へ到着。
改築された小淵沢駅は、2階が張り出した何とも独特なデザインとなっていました。
さらに甲府駅へ。おや、駅ビルがエクランからセレオに変わってる・・・。
武田信玄公の像を撮影。駅前にあることもあり、来るたびに周囲の環境が変わっているような・・・。
甲府駅からはE351系特急「スーパーあずさ」で帰りました。その後、まさか全車廃車解体されるとは、この時は全く思いませんでした。せめてカットモデルになると思っていたのですが・・・。