2019年9月8日 大恐竜展と藤沢宿を歩く
馬藤所員、味野源次さんを連れて国立科学博物館へ。まずは「恐竜博2019」を見ます。既に、こちらのページで紹介しておりますので詳細は省きますが、世界初公開となる「デイノケイルス」(上写真)と・・・。
カムイサウルスと命名された直後の「むかわ竜」などを堪能させていただきました。
その後は常設展を軽く回ります。ティラノサウルスの全身復元骨格が常に見られるのは素敵。
鉱物のコーナーも久しぶりに堪能。
方解石って、形が素敵ですよね。
砂漠のバラ。
続いて古生物のコーナーも。こちらはパキケトゥス・アトッキ。パキケトゥスは新生代古第三紀始新世初期(約5,300万年前)の四つ足の哺乳動物で、現在知られる最古のクジラ類です。
こちらはドルドン・アトロクス。ドルドンは新生代古第三紀始新世後期(約4,500万〜3,600万年前)に棲息していた初期クジラ類です。
こちらはシリルア・ロンギコリス。白亜紀後期の首長竜ですが、首が比較的短いことが見て取れますね。
こちらはバシロサウルス。新生代古第三紀始新世後期(約4,000万〜3,400万年前)の原始的クジラ類で、長い体が特徴。
ステラーダイカイギュウ。
ジャイアント・バイソン
メリキップス。中新世中期に棲息した馬の祖先です。などなど、様々な原生動物の祖先たちを堪能しました。
続いて神奈川県藤沢市へ。旧東海道を散策することにし、まずはふじさわ宿交流館へ。
実際の場所とは少し異なりますが、高札場が復元されています。
当時の復元模型も展示されています。
東海道五十三次の6番目の宿場である藤沢宿。古くから一遍上人を宗祖とする時宗の総本山である清浄光寺(遊行寺)の門前町として栄えた場所で、1843(天保14)年の「東海道宿村大概帳」に、宿内人口4,089人で、総家数919軒、旅籠(はたご)45軒、本陣が1軒、脇本陣が1軒という規模。人口では神奈川県内において、神奈川宿(5,793人)、小田原宿(5,404人)に次ぐ規模でした。また、江戸時代初期には徳川将軍家の宿泊施設である藤沢御殿も置かれました。
上写真は遊行寺本堂。関東大震災の後、1937(昭和12)年に木造で建てられたもので、国登録有形文化財。入母屋造で桁行梁間とも30m規模という、東海道随一の大きさです。
御番方(ごばんかた) 【国登録有形文化財】
1913(大正2)年築。
中雀門 【藤沢市指定重要文化財】
1859(安政6)年築。遊行寺で現存最古の建築物で、関東大震災で倒壊しますがそのまま引き起こして再建。大棟に菊の御紋、屋根の下に葵の御紋があります。
桔梗屋店蔵・主屋 【国登録有形文化財】
1911(明治44)年築。茶・紙問屋を営んだ旧家で、黒漆喰仕上げ。1階に重厚な観音開きの塗籠戸があります。奥に続く主屋は1階に3室を配し、西側へ関東大震災後、昭和初期に2階1部を増築。
桔梗屋文庫蔵 【国登録有形文化財】
1861(文久元)年築、1925(大正14)年改修。敷地西方に南北棟で建つ三階建の土蔵です。
旧石曽根商店 店舗兼主屋 【国登録有形文化財】
1924(大正13)年築の履物屋。木造二階建鉄板葺で、二階は出桁造です。
最後に辻堂駅前にある藤沢市藤澤浮世絵館へ。こちらは1863(文久3)年の源氏之君江之島遊覧之図(豊原国周)。
この日は蒙古襲来絵詞も展示されていました。