2020年11月28日 飲むぞ!新潟・長岡旅行


現美新幹線を動画で記録したいとか、高架化された新潟駅で115系を撮影したいとか、そろそろJR東日本のキハ40系も全滅しそうなので、越乃 shu Kuraも早めに乗っておいた方が良いのではないかと考えた結果、職場の同僚Mr.Kを連れて日帰りで新潟へ出かけました。まずは東京駅で「Maxとき」の発車案内を記録。


引退が進むオール2階建て新幹線のE4系。あまり好きになれないデザインでしたが、E4系が引退すると新幹線から2階建て車両が無くなるわけで寂しくなります。


何となくの1枚。

E4系のロゴ。朱鷺3羽のイラストが描かれています。


折角なので車内も撮影してみますが、東京寄り3両(1〜3号車)の2階の座席は3+3列シートで、リクライニングもせず、座席中央の肘掛も無く、新幹線の車両としては拷問です。


さて、朝ごはんということでE7系弁当を買ってみました。価格は1300円で、正直内容は・・・ですが、外装に惹かれてつい。


さて、越後湯沢駅で下車して後続の現美新幹線に乗り換え。

12月で引退ということもあってか大人気。


世界最速の美術館というコンセプトは面白く、引退は残念なところ。種車のE3系は2002(平成14)年製とのことで、新幹線の寿命は短いですね。


さて、新潟駅で在来線ホームに向かうとE129系快速「SLリレー号」が出発を待っていました。「SLばんえつ物語」が新潟駅高架化の関係で新津駅発着になったことに伴い、2018(平成30)年3月31日から運転されているものですが、ご丁寧に愛称も表示されていました。


折角なので車内も撮影。

さて、新潟駅を出ます。万代口は仮駅舎に移行していました。

これから姿を大きく変えていく新潟駅万代口。2022(令和4)年春ごろまで撤去工事が行われるとのことです。

さて、新潟駅を出て東へ歩くとこのような歴史解説板が。


沼垂白山神社を見ます。拝殿、本殿は1848(弘化4)年築で、熊谷の小林源太郎が棟梁を務め、彫刻は幕末の名匠である小林源太郎が担当しました。

続いて近くにある今代司酒造へ。1767年に創業し、明治中期から本格的に酒造に参入。醸造アルコールの添加を一切行わない、全量純米仕込みであるのが特徴。

こちらでは酒蔵の見学も行っているというので、予約の上で初訪問。新潟駅から近い場所で、こんな素敵な場所があったとは。



2018(平成30)年には直売所をリニューアルし、「日本酒ブティック」として非常にオシャレな感じに。帰宅後、購入した日本酒を飲みましたが素晴らしい味わいでした。また行きたいと思います。


今回はパスしましたが、斜め向かい側が1905(明治38)年創業の峰村商店(峰村醸造)。漬物の峰村として有名で、味噌漬や越後味噌を販売。ちなみに今代司酒造などと共に、今は老舗企業の事業継承などに取り組む持株会社である和僑商店ホールディングスの傘下で、
商品やウェブサイトもオシャレな感じ。素晴らしい伝統の商品が若い世代にどんどん受け継がれて欲しいですね。

さて、新潟駅に戻って115系を撮影。新潟の115系は随分と撮影しましたが、高架化された新潟駅と115系の組み合わせを是非記録しておきたい・・・。


一旦新幹線ホームへ行くと、ピンク色のラインが入った上越新幹線オリジナルのE7系が停車していました。


E3系現美新幹線。発車シーンを動画に納めて最後の別れとしました。



在来線ホームに戻り、115系旧弥彦線色を初ゲット。



続いて、新潟地区ではお馴染みの塗装だった115系新潟色の混色編成。



列車だけではなく、新潟駅はバスも今後は環境が激変します。華麗なテクニックでバックでバス停に到着する姿を記録。


新潟駅では最後に、解体される在来線地上ホームを記録し、新幹線で長岡駅へ移動します。


長岡駅では当初、ゆっくりと昼飯・・・と考えていたのですが、JR宮内駅近くの摂田屋地区に「機那サフラン酒本舗」という名建築があることを発見し、急きょタクシーで直行。ここは、明治時代に一世を風靡した「サフラン酒」という、サフラン、はちみつ、桂皮、丁子、甘草など20種類以上の植物などを調合した薬用酒を開発し、巨万の富を得た吉澤仁太郎の屋敷。自作の打ち上げ花火で寺を全焼させるなど、人々を驚かせる仁太郎は、建築や造園にも没頭し、他には類を見ない建築を造ってしまったのです。
左が機那サフラン酒本舗の主屋で、右が鏝絵の蔵。主屋は1894(明治27)年築で、1913(大正2)年増築。

鏝絵の蔵は、左官職人・河上伊吉が手掛けたものですが、彼はなんと仁太郎に誘われて酒・味噌・醤油・薪炭の行商人から転身。修行の上で吉澤家の13の建物を手がけました。立体感あふれる鏝絵が大いに目を引きます。


これだけの腕を持ちながら、河上伊吉が手掛けたのは吉澤家の建物だけ。しかも建築の合間にサフラン酒の行商もしていたそうで、河上伊吉は仁太郎の二回り年下だったそうですが、相当仲が良かったようです。



離れ座敷は1931(昭和6)年築。





これらの建物は2004(平成16)年の中越地震による被害を受けて注目され、現在は長岡市が取得し、約10年かけて順次修復されていくとか。

摂田屋地区は県内最古の酒蔵「吉乃川」をはじめ、酒、味噌、醤油の蔵が並ぶ醸造の町として知られ、他にも見所が満載。またコロナ収束後に改めて散策したいものです。

さて、宮内駅から信越本線に乗車し、越後川口駅で飯山線に乗車して十日町駅へ。早速、キハ110系「おいこっと」に出会います。


来た道を引き返す形になるのが勿体ないですが、ここからキハ40系「越乃Shu*Kura」に乗車します。


特徴的なのが2号車。酒樽をイメージしたスタンディングテーブルが配置されています。

私が購入したのはこちら。越乃Shu*Kura オリジナル大吟醸酒。

一方、Mr.Kが購入したのは「呑み比べセット おちょこ3杯」。

越後川口駅で少し停車するので駅舎を撮影。

編成写真もゲットできたのは良かったのですが、駅前に何もないので、出来れば小千谷駅に長時間停車してほしかった…。


そして勿体ないですが長岡駅で途中下車し、新幹線で帰宅しました。コロナかで殆ど出撃が出来なかった2020(令和2)年。何かと目の敵にされたGOTOトラベルも使うことなく終わり、再び神奈川県内のみ移動する自粛生活に入ることになります。

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