2023年5月10日 成田山新勝寺と成田空港へ
この日は職場の人たちから成田山新勝寺へ行きたいとのオーダーで散歩を企画。まずはJR成田駅で下車します。
駅前の郵便ポストは青く、成田市観光キャラクター「うなりくん」が描かれていました。このキャラクター、成田にちなんで「飛行機」と「うなぎ」をかけあわせた姿で、「うなぎ」と「なりた」をあわせて「うなりくん」と名付けられました。
それでは成田山新勝寺への参道を歩いていきます。こちらは成田山薬師堂。1655(明暦元)年に建設された、成田山新勝寺の3代前の本堂で、かつて初代市川團十郎 が参拝したのは、このお堂でした。1855(安政2)年に現在地である、成田駅方向から、成田山へ向かう三差路の左側へ移築されています。成田山新勝寺から見ると完全に飛び地状態。
参道は緩やかに下っていきます。
川豊本店店舗。1911(明治44)年築で国登録有形文化財。成田山新勝寺の参道に西面して建つ、木造三階建、入母屋造金属板葺平入の店鋪です。大正期の旅館開業に際し三階を増築しています。御覧のとおり、ウナギの名店でございます。
一粒丸三橋薬局店舗。明治前期の建築で国登録有形文化財。参道に面した、土蔵造2階建て、東西棟の切妻造桟瓦葺の建物です。さて、坂を下り切ったところで成田山新勝寺が見えてきます。
惜しむらくは、一粒丸三橋薬局店舗の斜め向かい側に大野屋旅館という、1935(昭和10)年築の立派な望楼付きの建物があったのですが、2021(令和3)年11月に解体されていました。3階に114畳敷き大広間があり、能舞台も備えていたそうです。
成田山新勝寺の総門。2007(平成19)年築の総欅造の楼門です。
弁財天堂。元禄年間の建立といわれ、あまり注目されていませんが成田山新勝寺で最も古い建築。内外丹塗宝形造です。
水行場。1835(天保6)年に建立後、1966(昭和41)年に改築。二宮尊徳もここで水行したそうです。
仁王門。1830(文政13)年築で国指定重要文化財。正面向かって左側に密述金剛(みっしゃくこんごう)、右側に那羅延金剛(ならえんこんごう)を安置しています。
太子堂。1888(明治21)年築。
大本堂。1968(昭和43)年築。成田山で最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場で、御本尊である不動明王が安置されています。
三重塔。1712(正徳2)年築で国指定重要文化財。 周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされています。1981(昭和56)〜1983(昭和58)年にかけて、古文書に記されていた記録を元に鮮やかな塗装が復元され、現在の姿に。
鐘楼。1701(元禄14)年築。
一切経堂。1722(享保7)年築で成田市指定文化財。輪蔵に、一切経(約2,000冊)が納められています。また、入口の扁額は寛政の改革でお馴染み、松平定信の筆によるもの。
釈迦堂。1858(安政5)年築で国指定重要文化財。先代の本堂で、釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。現在の大本堂建築にあたって、現在地へ移動しています。
釈迦堂周囲の板壁には、五百羅漢像が見事な浮彫彫刻で8面あります。これは、江戸時代後期の絵師である狩野一信の下絵を元に、仏師の松本良山が10年の歳月をかけて彫刻したものです。
天満宮。1887(明治20)年築で、菅原道真公を祀ります。2020(令和2)年に移築修復されました。
朝日観音堂。1867(慶応3)年築で、稲穂講による寄進。日出に真っ先に照らされることから、この名前が付いたそうです。
額堂 1861(文久元)年築で国指定重要文化財。江戸時代以来の様々な絵馬が奉納されているほか、七代目市川團十郎の石像も。
開山堂。1938(昭和13)年築で、成田山開基1000年祭記念事業によるもの。
光明堂。1701(元禄14)年築で国指定重要文化財。釈迦堂の前の本堂、つまり2代前の本堂で、大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。
平和の大塔。1984(昭和59)年築で、総高は58m。
清滝権現堂・妙見宮。1732(享保17)年築で、成田市指定文化財。2023(令和5)年に保存修理が行われ、鮮やかな姿に戻っています。
昼ご飯は参道にある近江屋にて、うな重をいただきました。あまりおいしそうに写真が撮れず恐縮ですが、ふっくらしており、味も濃すぎず絶品でした。
成田駅までの帰路に、参道にある「なごみの米屋総本店」へ。ここに併設されている成田羊羹資料館を見ました。
様々なパッケージ。時代を感じますね。
さて、今度は京成成田駅へ。JR成田駅の向かい側にあります。JR成田駅もそこまで立派なわけでは無いですが、京成成田駅も観光地の駅としては小ぶりで、ちょっと味気が無い感じ。
京成成田駅へ入線する3000形。
我々は都営5500形に乗車し、成田空港へ。
こちらは優先席。
車内液晶案内表示器。
ここからは成田空港で少々飛行機を撮影。こちらは韓国のLCCであるジンエアーのボーイング 777-200(機体番号HL7734)で、元々は大韓航空の機体です。
エティハド航空のボーイング 787-9(機体番号A6-BLV)
エバー航空のボーイング 787-10(機体番号:B-17811)
ティーウェイ航空のボーイング737-800(機体番号:HL8379)
ジップエアのボーイング787-8 Dreamliner(機体番号:JA826J)。元々は親会社である日本航空の機体でした。ジップエアは運用開始当初、尾翼に「Z」と描いていましたが、ウクライナに侵攻したロシア軍が車両などに「Z」と描いていたことから、混同を避けるために2022(令和4)年6月18日からデザインを変更しています。
チェジュ航空のボーイング737-800(機体番号:HL8317)
台湾の航空会社であるスターラックス航空のエアバスA350-900(機体番号:B-58501)。
ピーチのエアバスA320(機体番号:JA818P)
全日空のエアバスA380(機体番号:JA383A)。今度はきちんとした角度で撮影したいですね。
海南航空のボーイング737-800(機体番号:B-5853)。
フィンエアーのエアバスA350-900(機体番号:OH-LWO)。ムーミンが描かれていますね。ということで、短時間で様々な国の航空会社が撮影出来ました。もう少し家から近ければ気軽に出向くのですが…。
さて、成田空港内は新型コロナウイルス感染症の影響が残るのか、かなりの店が閉店していましたが、そんな中で成田国際空港第2ターミナル本館2Fに成田アニメデッキというお店を発見。
1/1と思われるガンダムの頭部。
1/10ガンダム。
1/10シャア専用ズゴック。・・・ズゴック!?ザクじゃなくて?ズゴック好きにはたまらないチョイス。
その他、ガンプラも多数展示。
ラブライブ!サンシャイン!!のポスター。・・・と、素晴らしいお店だったのですが、翌月である6月30日に閉店したそうです。