2023年10月28日・29日 Japan Mobility Show 2023と南武支線のE127系


この日は夕方から職場の仲間たちと東京ビッグサイトで開催されていたJapan Mobility Show 2023へ。各社の見所はこちらのページで掲載しましたので省略しますが、ここでは未掲載の写真を中心に紹介したいと思います。


まずは、いすゞのEVバス(電気バス)。EVバスは現在日本で急速に導入が進められていますが、現状は中国メーカーと提携した北九州市に本拠を置くベンチャー企業「EVモーターズ・ジャパン」や、中国メーカーであるBYDが中心。国内大手のメーカーとしては、いすゞがようやくEVバスの商用化にこぎつけました。

最大の特徴は一番後ろまでフルフラット構造であること。原稿のディーゼル車によるノンステップバスは、どうしても車体の後部は段差になっているので、これは非常に便利になりそうです。


なお、後部の座席はこのように向かい合わせになっています。鉄道におけるボックスシートみたいな感じですが、バスでは少々ユニーク。

こちらは運転席の様子。

また、いすゞが取り組むバスやトラックの自動運転についても紹介されていました。

自動運転バスも小型の車両は実験が進められていますが、大型バス車両は例が少なく、今後の技術革新に期待したいところです。

続いてダイハツのコンセプトカー「Me:MO」。「クルマと人の関係の再定義」をテーマに、クルマの作り方、楽しみ方を新たに提案する軽乗用EV。

特徴的なデザインですが、これらは3Dプリンターを用いて内装・外装の意匠から車両形態までカスタマイズできます。で、市販はされるのでしょうか。

同じくダイハツのUNIFORM Cargo。こちらもコンセプトカー。

UNIFORM Truck。2つとも電気自動車で、使いやすく、清掃しやすいフラットで凹凸の少ないキャビンや荷室、着脱可能な内外装パーツを採用。多様な使い方を想定しているようです。移動販売にはうってつけかもしれませんね。

トヨタのIMV 0。こちらは、11月27日にタイ・バンコクで発表会を行い、同国で受注を開始したそうです。


様々な形にカスタマイズできるのが特徴で、コーヒーショップや、フードトラックになったり、夜にはバーになったり、DJブースにもなる・・・と想定しているそうです。日本での発売はいつになるでしょうか。

それから、マツダのブースで展示されていた歴代トミカの数々。




スバルは現在飛行実証試験を行っている空飛ぶクルマを展示。さすがに会場内で飛ぶことはありませんでしたが…。

ナンバープレートに特化した展示もありました。まずは、ナンバープレートの変遷。一番上が昭和26年の道路運送車両法施行前。それ以下は順番に昭和26年の運輸省令に基づく、東京都、群馬県、外国軍人用のナンバープレート。

同じく昭和26年の東京都、外国軍人、一般外国人用と続き、下から2つ目からは昭和30年3月28日の運輸省令に基づき「ひらがな」文字が使用開始された東京都の自家用車、東京都の事業用車と続きます。

皇室様式ナンバープレート。

ここからは、昭和30年代〜40年代に登場したナンバープレートたち。

昭和37年にはハイフンが登場。

昭和39年には陸運事務所(当時)の所在地の表示が採用され、さらに昭和42年には車種別分類番号が2桁に変更となりました。

こちらは沖縄県が琉球政府(昭和37年5月14日以前)だったころのナンバープレート。それぞれ、自家用と事業用です。

大型サイズのナンバープレートと、最もみられる中型サイズのナンバープレート。

ご当地ナンバープレートも多数展示されていました。


広島東洋カープの広島ナンバーと福山ナンバー

豊田スタジアムとグランパスくんファミリーの豊田ナンバー

砂丘、大山、梨の鳥取ナンバー

梨といえば船橋ナンバーでも採用

近代建築や牛なども描かれた那須ナンバー

世界文化遺産「平泉」をイメージした平泉ナンバー。中尊寺金色堂風でしょうか。

朱雀を採用した飛鳥ナンバー。

恐竜の化石(全身骨格)が描かれた福井ナンバー。


車に話を戻して、こちらはニッサン ハイパーツアラー。完全自動運転モードで走行中は、乗員同士が対面での会話を楽しめるほか、バイオセンシング付きのAI機能が、ドライバーや乗員の気分を判断し、室内の雰囲気を最適に演出します。

レクサスのLF-ZL。



ホンダのクルーズ オリジン。運転席の無い自動運転車両であり、対面 6 人乗りによる広い車内空間と自家用車のようなプライベート空間を実現。



ソニー・ホンダモビリティのブランド「AFEELA(アフィーラ)」。プロトタイプが展示されていました。車で様々な映像体験ができるようですが…くれぐれも安全運転で。

冒頭で話を出しましたが、福岡県北九州市の車両メーカーであるEVモーターズジャパンによる、大阪シティバス向け「10.5m大型EV路線バス」が展示されていました。

福井県永平寺町で運転されている、日本初の自動運転レベル4車両。


JR東日本からはFV-E991系「HYBARI」を出展。水素ハイブリッド燃料電池試験車両です。



最後に、是非普及してほしいと感じたのが移動型バリアフリートイレトレーラー「MOBILE TOILET(モバイルトイレ)」。トヨタが手掛けるスロープが付いたトレーラー型のトイレで、全長3m×全幅1.89m×高さ2.27m。電動車いすが転回できる直径約1.5mのスペースが確保されています。

さて、小ネタなのでまとめて。10月29日は南武支線へ行き、E127系を見ました。

行先表示は方向幕。

新潟の車両がまさかの首都圏へ。何だか不思議な感じです。


尻手駅を撮影して〆。

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