2023年11月23日 ラブライブ!サンシャイン!!づくしの修善寺と沼津の旅


まずは単発ネタから。11月19日に海老名駅へ行ったところ、小田急50000形VSEがイベントで入換していたので撮影。


さて、11月23日は友人の味野源次さんと一緒に三島方面へ。途中、小田原駅では伊豆箱根鉄道大雄山線の5000系(5501編成)天狗電車を撮影。9月6日から運転を開始したもので、大雄山最乗寺の天狗をイメージした朱色が特徴です。

天狗の「葉うちわ」をデザインしたヘッドマークが取り付けられています。

湯河原駅では疎開中のE217系を発見。

そして三島駅に到着。朝夕はJR東日本区間からE231系10両編成が直通しており、JR東海区間の在来線としては最長の編成。名古屋口の中央線も8両編成に統一されましたし。

JR東海の211系。

三島駅は伊豆箱根鉄道の駿豆線が接続。

ここでのお目当ては、7000系第2編成による「YOHANE TRAIN」。6月23日から運行されているもので、「ラブライブ!サンシャイン!!」公式スピンオフ作品「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」のフルラッピング車です。










三島駅を一旦出ます。こちらはJR東海の駅舎(在来線側)で、1934(昭和9)年に建築された駅舎のデザインを踏襲して、2013(平成25)年に改築されたもの。

こちらは伊豆箱根鉄道の三島駅。

幻日のヨハネの主人公、ヨハネとライラプスのパネル。


ホームに入り、「YOHANE TRAIN」のヘッドマークを撮影。


東海道線には373系が入線してきました。

さて、「YOHANE TRAIN」に乗車して終点の修善寺駅に到着。

修善寺駅では鉄道むすめ「修善寺まきの」と、イケメンのキャラクターパネル。男性向けと女性向けのキャラクターデザインの差が凄い…。

こちらは「幻日のヨハネ」からマリ。

さて、路線バスで修善寺の温泉街へ。こちらは日枝神社で、もとは修禅寺の山王社(鎮守)。弘法大師の建立といわれ、明治時代の神仏分離令により分離されました。全国各地でこのような事例がありますが、この神仏分離令というのは随分強引な政策だと感じます。まあ、民衆側の方が過激だったという話もありますが。

樹齢八百年の夫婦杉。

絵馬の自動販売機。

さて、今度は修禅寺へ(※地区名は修善寺ですが、寺の名前は修禅寺)。写真を撮り忘れましたが、山門の左右に納められている金剛力士像は、作者不明ながら平安時代後期の作品。

修禅寺は807(大同2)年に弘法大師空海によって開創され、建長年間(1249-1255)に宋の高僧で、のちに鎌倉の建長寺を開く蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)が来住し、臨済宗の寺院となります。さらに、室町時代の戦乱で伽藍を焼失した後、戦国時代に伊勢宗瑞(北条早雲)によって再建され、曹洞宗の寺院となりました。


この日は偶然にも修善寺の庭園が特別公開されており、美しく紅葉された姿などを堪能させていただきました。




さて、修善寺を出ます。ざる菊も見頃で素晴らしい景色。

桂川を中心に温泉街が広がります。写真手前は、空海が開いたといわれる独鈷の湯(とっこのゆ)。807(大同2)年、修善寺を訪れた空海が、桂川で病気の父の身体を洗う少年の孝行の心に打たれて、持っていた仏具(独鈷杵)で川の岩を打ち霊泉湧き出させ、父親の病気はたちまち癒えたとか。

明治5年創業の老舗旅館である新井旅館。1881(明治14)年築の青州楼をはじめ、15棟が国の登録有形文化財になっています。また、横山大観や小林古径、川合玉堂などの画家や、芥川龍之介、幸田露伴、泉鏡花など文人などの御用達でした。

こちらは新井旅館の甘泉楼。1924(大正13)年築で、国登録有形文化財。2階に120畳舞台付きの大広間と、1階に大浴場(のち温泉プール)を備え、横山大観の渡欧壮行会や高浜虚子の伊豆大句会が開催されました。2013(平成25)年にお土産処「甘泉楼」としてオープンしています。

1881(明治14)年築の青州楼。


1204(元久元)年に配流先の修善寺で暗殺された、鎌倉幕府第2代将軍の源頼家の菩提を伴うため、その母である北条政子が建立した指月殿(伊豆最古の木造建築物)。また、鎌倉時代作の釈迦如来坐像は、右手に蓮の花を持っているのが珍しいそうです。

指月殿の隣にある源頼家の墓。正面の石柱は1703(元禄16)年の頼家公500回忌の際に、時の修禅寺住職が建てた記念碑。本当の墓は記念碑の裏に隠れてしまっています。なお、両脇は側室の若狭の局とその子一幡(いちまん)のものといわれています。 

源頼家の家臣、十三士の墓。源頼家と運命を共にした家臣たちを弔うために建立されました。

竹林の小径。



こちらは源頼朝の弟、源範頼の墓。源範頼は頼朝により幕府横領の疑いをかけられ、修善寺で幽閉されていたところ、梶原景時に攻められて自害したといわれます(異説あり)。現在の墓は1932(昭和7)年に、日本画家・安田靫彦のデザインにより建立されたもの。


1912(明治45)年に建築されたハリストス正教会。神田駿河台(東京)の通称「ニコライ堂」で知られる、ニコライ大主教が病気治療で修善寺に湯治に来たときに、ニコライの病気平癒を祈願し、70名の信徒と職人によって3ヶ月半で完成したといわれます。18mの鐘楼が目を引くほか、内部は通常非公開ですが、旅順にあった聖堂から移設された聖堂内のイコノスタスが特徴です。

ちょうどよい時間にバスが無かったため、徒歩で修善寺駅に戻るとラブライブ!サンシャイン!!仕様の伊豆箱根タクシーが展示されていました。伊豆箱根鉄道で開催された「いずはこねふれあいフェスタ2023」の一環です。






修善寺駅。

E257系2500番台による特急「踊り子」が停車していました。

伊豆箱根鉄道の古豪、ED32が展示されていました。ピカピカですね!

そして、大場工場の一般公開へ。最近は有料イベントが多い中、こちらでは無料で開催されています。


こちらではED33が展示。



さらに、伊豆箱根バスのラブライブ!サンシャイン!!ラッピング車両が展示。



こちらは「幻日のヨハネ」ラッピングタクシー。

日笠陽子さんのサイン入り。

自衛隊の高機動車も展示されていました。

富士山南東消防本部の、はしご付き消防自動車(35m)。モリタの“スーパージャイロラダー”シリーズ≪MLL(H)5-35S≫です。

さて、これにて主目的を達成して三島駅へ戻ります。


大場駅ではこの並び。中央線で顔を合わせていたことはあったかどうか。

さらに、三島駅前の楽寿園を散策。




今度は沼津駅へ向かおうとしたところ、駿豆線ホームに3000形(3001編成)による軌道線復刻風塗装が入線してきました。まるで江ノ電?

沼津駅前で昼食。当然、海鮮丼をいただきます。


さて、ラブライブ!サンシャイン!!の装飾やマンホールなどでお馴染み沼津仲見世商店街を歩きます。Aqoursがフェンシングとコラボしていました。

マンホールの数々。






何種類あるのでしょうか。またラブライブ!サンシャイン!!ラッピングの伊豆箱根バスに出会います。

何種類あるのでしょうか。またラブライブ!サンシャイン!!ラッピングの伊豆箱根バスに出会います。

今度は東海バスのラブライブ!サンシャイン!!ラッピング車。回送ですが、ユニット名のAZALEA(アゼリア)表示。

こちらは沼津で行われていた自動運転バスの実証実験。

そして…この数年で突如としてアニメとのコラボイベントを実施しているJR東海は、2023(令和5)年になって沼津駅をラブライブ!サンシャイン!!仕様に大幅装飾。アニメ放送当時は、ほぼ無視の状態だったのに突然…。





まだ当分先でしょうが、高架化でいずれこの改札も見納めになりますね。





殺風景だった跨線橋は、いきなりラブライブ!サンシャイン!!のポスターらだけになりました。
































さて、最後にアニメ聖地めぐりとして、映画「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」の聖地である、藤沢市のテラスモール湘南で〆としました。映画のパネルやポスターが至る所にあります。














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