2024年2月12日 旧岩崎邸庭園と東京大学、都庁展望室へ
まずは本題に入前に小ネタから。2月3日の北鎌倉駅にて、残り僅かになってきたE217系横須賀線を撮影。
お目当てはE257系5500番台による特急「鎌倉」。2022(令和4)年10月1日から特急化された「鎌倉」ですが、当面この姿で運転が続けられると思いきや、3月改正でE653系化されることに。
2月4日は、E257系5000番台による臨時特急「踊り子」を東京駅で撮影。
さらに東京駅の京葉線ホームで255系特急「わかしお」を撮影。こちらは3月改正で定期運用を退く…はずが、6月末まで運転継続となりました。
続いて、2023(令和5)年3月改正で誕生した幕張豊砂駅をようやく訪問。
1番ホーム(下り)からは京葉車両センターが良く見えます。
駅舎の外観
改札口
こちらは高架化されている2番ホーム。改札口もそうですが、膜構造の屋根が採用されて明るいのが特徴ですね。
さて、本題である2月12日の話です。まずは鶯谷駅で団体臨時列車「カシオペア紀行」を狙いますが、京浜東北線の入線に重なり、この程度の写真で撃沈。せっかく、EF81 95号機の運転だったのですが…。
続いて上野にある旧岩崎邸庭園へ。1896(明治29)年に岩崎彌太郎の長男で、三菱第3代社長の岩崎久彌の本邸として建築されたもので、現在は往時の3分の1の敷地と、洋館・撞球室・和館の3棟が残ります。上写真の洋館はジョサイア・コンドルが設計したもので、非常に美しい姿です。
こちらは背面。
撞球室(ビリヤード場)もコンドルの設計で、スイスの山小屋風の木造建築。洋館とは地下道でつながっています。
家族の生活の場となった和館は、当時の名棟梁大河喜十郎の手によるもの。大広間など一部が現存しています。
さて、岩崎邸の東向かい側にある教證寺。本堂は1857(安政4)年築で、1926(大正15)年に改修されたものが残ります。土蔵造、寄棟造妻入桟瓦葺で、正面向拝一間、側背面を葺き降ろした姿で、国登録有形文化財。
また、岩崎邸の北向かい側にある講安寺。本堂は、寺伝では1708(宝永5)年の建築で、こちらも土蔵造りです。
客殿と庫裏は1861(文久元)年の建築で、あまり注目される場所ではないですが、江戸時代から今に至るまで寺全体で昔の姿がよく保たれているのは、都内の一等地では異例。本堂を含め、いずれも文京区指定有形文化財です。
さて、岩崎邸の北側は東京大学本郷キャンパスが広がります。こちらの鉄門は、明治時代に東大の正門であったもので、大正期に民有地に取り込まれたため撤去されたものを、東京大学医学部創立150周年を記念して復元されたもの。往時と場所は30mほど異なっているそうです。
続いて、東京大学の中に2011(平成23)年にオープン(現在地には2019年4月移転)した健康と医学の博物館へ。
様々な医学資料が展示されています。
関東大震災後に内田祥三が設計した建築群が今も大半を占め、独特な雰囲気の東京大学。そのデザインは「内田ゴシック」として親しまれています。
一部には内田ゴシック以外の建築も残り、こちらの伊藤国際学術研究センター内レストランは、1916(大正5)年築。現在はホテル椿山荘東京のグループレストラン「レストランカメリア」が入居し、フランス料理を提供しています。
お馴染みの赤門は1827(文政10)年築。元加賀藩上屋敷の御住居表御門で、江戸幕府第11代将軍である徳川家斉の第21女、溶姫が、加賀藩第13代藩主前田斉泰に輿入れした際に建てられたもの。国指定重要文化財で、都内に残る貴重な大名屋敷の門です。
続いて都営大江戸線に乗車。こちらは12-600形3次車の車内です。
一部は「子育て応援スペース」として、きかんしゃトーマスが描かれています。
さて、都庁前駅では様々な都営地下鉄のグッズを販売中。プラレールもこんなに販売していたんですね。
ここでは久しぶりに都庁の展望室へ。こちらは新宿駅方向。奥にはスカイツリーも見えます。
広大な緑地が残る明治神宮と代々木公園。新宿御苑もそうですが、都心でこれだけの緑が残るのは素晴らしいと思います。
国立競技場と明治神宮外苑。イチョウ並木はともかく、緑を守れというほどの緑は無いのですが、なんでこれが都知事選の争点になると思ったんだろう…。
六本木ヒルズ
こちらは中野駅周辺。閉館した中野サンプラザも見えますね。かつては周囲に高層建築が無かったので、特にシンボル的な建築でした。
最後に都庁から西側(やや南側)を見た風景を撮影して〆としました。無料で入ることが出来、これだけ都心全体を見ることが出来る素晴らしい空間です。都庁ピアノも大人気で、腕に自信がある方々が絶え間なく演奏していました。小学生でもすさまじい腕前…。