2024年2月23日 遠州鉄道と天竜浜名湖鉄道の旅
天竜浜名湖鉄道の「ゆるキャン△」ラッピング列車(初代)が運用を終了するとのことで、今頃になってようやく出撃することに。まずは東海道新幹線で浜松駅に到着すると、駅構内にヤマハの展示ブースが。様々な電子楽器や音響が体験できます。
向かい側にはカワイのグランドピアノが設置されており、体験することが出来ます。流石楽器のまち、浜松!
さて、新浜松駅からは遠州鉄道に乗車。遠州鉄道は1983(昭和58)年から1000形、1999(平成11)年からマイナーチェンジ車である2000形を導入し続けていますが、ほぼスタイルを変えることなく、2024(令和6)年にも新車が登場。40年以上変わらぬデザインです。
1000形の車内。2両編成ですが、車内に扉は無く、大きく開口した貫通路がユニークですね。
車内は液晶ディスプレイによる案内装置が設置されており、時代に応じたアップデートが行われています。
さて、終点の西鹿島駅からは天竜浜名湖鉄道に乗車。本来であれば「ゆるキャン△」列車充当のはずでしたが、エヴァンゲリオンでした。どうやら調子が悪かったそうで…。
こちらも初乗車でしたので、それはそれでヨシということで。
天竜二俣駅に到着。現地にて転車台と扇形車庫の見学ツアーに申し込み、しばし待機します。
「ゆるキャン△」で装飾されている、天竜二俣駅。1940(昭和15)年の二俣線開業当時の建築で、国登録有形文化財。他に天竜二俣駅上り・下りの上屋及びプラットホーム、機関車転車台、機関車扇形車庫、運転区揚水機室、運転区事務室、運転区休憩所、運転区浴場も同じく1940(昭和15)年の建築で、いずれも国登録有形文化財。つまり、車両を除けばここは昭和15年当時にタイムスリップできるわけです。
また、駅前にはC58 389号機が保存されています。北海道で活躍した後、最後は遠江二俣に配置されて活躍を終えました。
また、天竜二俣駅横にはナハネ20 347 とキハ20 443が保存されおり、修復の最中のようでした。こまめに塗装等がされているようで、頭が下がる思いです。
あ!湘南色!!
さて、ツアーの時間になったので再びホームへ。引退したTH3000形(TH3501)が留置されていました。
さて、こちらの車両で車庫のツアーに向かいます。
洗車体験も行いつつ…。
いた!ゆるキャン△列車!
まあ、何とか撮影できたという感じでしょうか。
さて、扇形車庫内にある展示スペースを見学。エヴァンゲリオン関係の展示も色々。
天竜二俣駅構内を再現したNゲージのジオラマ。過去の車両を含めて天竜浜名湖鉄道の車両が集結しています。
ラッピング列車も各種展示されています。
寝台特急「さくら」「富士」関連の展示は、どういう由来でしょうか。
さて、ツアーを終えて天竜二俣駅に戻ると、国鉄気動車のツートンカラーを模した2102号がやってきました。2020(令和2)年4月25日に登場したもので、国鉄二俣線全線開通80周年記念事業の一環として運転されています。
西鹿島駅に戻ることにしますが、2110号「ぶんぶん号」がやってきました。2022(令和4)年4月1日に登場したもので、株式会社長坂養蜂場のキャラクター「ぶんぶん」と「るんるん」をデザイン。
車内はミツバチを通して自然や食の大切さを学べるミツバチのクイズやデザインをあしらった、食育を意識した意匠が施されています。
そして西鹿島駅で遠州鉄道に乗り換えると、地下通路に大きなエヴァンゲリオンのポスターが。
今度は2023(令和5)年5月15日から運転されている、遠州鉄道2000形(2006編成)「創立80周年記念ラッピング列車」に出会いました。従業員によって決定した80周年ロゴをモチーフに制作され、「多様な事業を示す虹はこれからの未来にかける橋」をコンセプトにデザインされています。
第一通り駅では、2001編成「家康くんラッピング電車」。2023(令和5)年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』を契機に、官民連携で設立した家康プロジェクト推進協議会会員による冠事業『Yes!家康プロジェクト 浜松』の一環として企画されたものです。水色の遠州鉄道…。
駅周辺では「出世大名家康くん」「出世法師直虎ちゃん」マンホールが設置されていました。
それから、浜松に来るたびに撮影を忘れていた静岡銀行浜松営業部本館を記録。1928(昭和3)年に遠州鉄道本店として建てられたもので、静岡で最初の鉄筋鉄骨コンクリート造。設計は浜松市出身の建築家である中村與資平(なかむら よしへい)。浜松市指定文化財です。
そしてJR静岡駅に戻り…。
これから315系によって置き換えが進められる211系を記録。
313系との並びを記録し、〆としました。