2024年3月9日&10日 豊洲の鉄道院403号 ( 西武鉄道4号 ) と東京BRT
まずは3月9日。北鎌倉駅でE257系による臨時特急「鎌倉」を撮影。武蔵野線と横須賀線で運転される特急で、翌週の運転からはE653系に車両が変更になるとのことで、記録しておきました。
横須賀線のE217系との並び。
大船駅では新塗装になったE259系特急「成田エクスプレス」を撮影。特急「しおさい」との共通運用化に伴い、N’EXロゴは早々に消されたため、良い記録となりました。
さらに、鎌倉車両センターでは東海道線仕様のE217系が、10年ぶりに有料イベントで一時的に復刻され、しかも屋外に置かれていたので、何とか撮影してみました。
続いて3月10日は、まず品川駅へ。敢えて品川から新橋まで、京成3100形に乗車。
ロングシートの中央が折りたたんで荷物置き場にできる構造となっており、旅行客には有難い設備ですね。
さて、新橋からは「ゆりかもめ」に乗車。途中、帆船「海王丸II世」に出会いました。1989(平成元)年に就航した独立行政法人海技教育機構が運航する航海練習船です。
続いて新豊洲駅で下車し、芝浦工業大学附属中学高等学校の敷地で公開されている鉄道院403号 (西武鉄道4号) を撮影。2022(令和4)年11月12日から公開されているもので、土台は「高輪築堤」の築石を再利用したものです。
さて、本機は1886(明治19)年にイギリスのナスミス・ウィルソン社で製造された車両で、当初の車番は鉄道局73号機。もっとも、輸入から6年間は日本鉄道が借り受けて運用し、のちに房総鉄道へ譲渡。1907年に同社国有化に伴い帝国鉄道庁6号機となり、翌年にNo.403に車番を変更。さらに、1914年に川越鉄道(武蔵水電)5号機となり、1922年に(旧)西武鉄道4号機、さらに1961年〜1965年は上武鉄道で活躍。その後は所沢市のユネスコ村、のち西武鉄道の横瀬車両基地で保管されていました。
高輪築堤の石垣をアップで。
近くには豊洲市場。
さらに、2月1日にオープンした「豊洲千客万来」を散策。同じ運営会社が手掛けるミナカ小田原(神奈川県小田原市)の規模を少し大きくした感じでした。
最後に、東京BRTを初撮影。京成バス株式会社の完全子会社である東京BRT株式会社が運行するバス路線で、大別して3種類のタイプの車両を運行しています。まず、こちらは燃料電池バス(トヨタ「SORA」)。
私は連接バス(いすゞ「エルガデュオ」)に乗車して新橋駅に戻りましたが、ゆりかもめは台場をぐるっと回るのに対し、東京BRTは新設されたバイパスをまっすぐ、あっという間に新橋に到着しました。これは凄い…。
今回初めて乗車しましたが、豊洲へのアクセスに重宝しそうです。新橋バス停のデザインも格好良いですね。
路線図も解りやすい表示ですね。
こちらは10月13日に国際展示場駅前で撮影。
久しぶりにこの場所に来たら、次々と東京BRTが発着するようになっていました。東京BRTは、このほかにディーゼル車またはハイブリッド車(いすゞ「エルガ」)も運用しています。