2024年5月6日 バラが満開の旧古河庭園と西武池袋線の撮影



GWだからといって、わざわざ人ごみの中に突撃することもなく、5月6日になってようやく出撃。まずは京浜東北線に乗車して、初めて上中里駅で下車しました。

目の前に広がるのは蝉坂(せみざか)。

江戸時代後半にはこの名称で呼ばれていたそうで、坂を登りきって少し歩くと日光御成道と合流します。なお、1943(昭和18)年に現在の道幅に拡幅されました。

 また、蝉坂の傍らには平塚神社があります。元々は豊嶋郡の郡衙があった場所に豊島近義の城館(平塚城)を建て、後三年の役の帰りに源義家、源義綱、源義光の三兄弟がこの館に逗留し、伝承によると鎧一領を下賜されたことを記念して自分の城の鎮守とし、源義家、源義綱、源義光を祭神とした社殿を建てたことに始まるそうです。
 江戸時代には平塚郷の無官の盲人であった山川城官貞久が出世を平塚神社に祈願したところ、検校(けんぎょう)として江戸幕府第3代将軍の徳川家光の近習となり、さらに徳川家光が病気の際に平塚神社に祈願したところ、病気が平癒したことから、神社を修復し、さらにこのことを知った徳川家光も50石の朱印地を明神に寄進し、参拝もしてるそうです。

境内は大木が生い茂り、歴史の深さを感じさせますね。


さて、旧古河庭園へ。この場所は元々は明治の元勲・陸奥宗光の邸宅で、宗光の次男である潤吉が古河市兵衛の養子となり、 古河家の所有に。現在の建物は、古河市兵衛の実子で三代目当主の古河虎之助(1887〜1940)が、ジョサイア・コンドルの設計で1917(大正6)年に建築したものです。


さて、この時期はバラが見事に咲いており、これを目当てに私もやって来ました。しばらく、バラの写真をどうぞ。











また、バラに隠れがちですが日本庭園も見事です。京都の造園家・七代目小川治兵衛の作による池泉回遊式庭園です。



こちらは茶室。

こちらは書庫。

こちらは車庫でしょうか?

続いて、西武池袋線へ。2024(令和6)年4月27日から、西武2000系2071編成の両先頭部分が「2色塗り(黄色と茶色)」復刻ラッピング車両となって運用されているとのことで、椎名町駅で撮影しました。

さらに池袋駅に戻ると2000系2069編成「西武鉄道創立110周年記念トレイン」が停車中。


特急ラビューと縦列駐車。西武池袋駅ならではの構造で、全国的にも珍しいものですが、列車遅延時など運用が大変そうです。

帰路は残りわずかになった横須賀線のE217系に乗車して〆としました。

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