2024年11月2日・3日 彦根城・京都鉄道博物館・比叡山延暦寺を巡る


翌日はJR嵯峨野線の梅小路京都西駅からスタート。287系特急「はしだて」「まいづる」を狙ったところ…。


先頭の特急「はしだて」は、「兵庫デスティネーションキャンペーン アフターキャンペーン」ラッピング車両でした。

後ろの特急「まいづる」は、「KYOTO SANGA TRAIN」でした。京都サンガF.C.のチームカラーである紫色を基調に、海の京都DMOを表す青色、森の京都DMOを表す茶色を取り入れ、京都サンガF.C.と各DMOとのコラボを表現しています。

さて、京都鉄道博物館へ。


今回最大のお目当て、クハ489-1と「しらさぎ」ヘッドマークの組み合わせ。

また、0系は新大阪駅開業60周年を記念した装飾が施されていたほか…。

100系新幹線は山陽新幹線開業50周年ステッカーが装飾されていました。

こちらは鉄道ジオラマ。近鉄、阪急、京阪も走行していますね。

その他にも、館内には関西の各大手私鉄の紹介と懐かしい車両の大型模型、記念切符等が展示されています。くずはモールに多少の展示がある京阪はともかく、他は常設の博物館が無いだけに、素晴らしい取り組みですね。

また、山陽新幹線全線開業50周年記念企画展が開催されていました。惜しくも解体されてしまった、WIN350の連結器カバーが展示。カットモデルでも良いので残せなかったのでしょうか…。

走行している姿は見たことが無いので、どんな雰囲気だったのか気になりますね。

新幹線電車静電アンテナの数々

新幹線食堂車再現コーナー

歴代の新幹線パーサー制服


そういえば、1階には500系新幹線登場時の特徴であった、翼型パンタグラフが展示されていることを思い出して撮影。現役時代、間近で撮ることなく終わりました。


また、近江鉄道100形が特別に展示されていました。

入れ替わりでクハ117−1は屋外に追いやられていました。

その他、一通りの展示を見て京都鉄道博物館を出ます。

今度は梅小路公園を散策。様々な京都市電の車両があちこちに設置されているのが特徴です。こちらは、七条総合案内所として活用されている2000形2001号車。

1912(明治45)年製の広軌1型29号。

こちらは狭軌1型27号車。2014(平成26)年からは、リチウムイオン電池によるバッテリーカーに改造されて運転されています。

折角なので乗車してみました。

市電ひろばには、4両の車両が保存されています。写真手前の500形505号は、大正13年製。屋根の形状がレトロですね。

このほか、大宮総合案内所として900形935号が保存活用されています。

ここから京都駅へ向けて歩いていると、新選組最後の洛中屋敷跡の碑がありました。あくまで、この付近ということで、正確な場所は不明のようです。

京都駅に到着。

湖西線に乗車して大津京駅で下車。駅前には大津市のカラーマンホールがありました。

京阪石山坂本線に乗り換え、近江神宮前駅へ。併設されている錦織車庫を見ると、昨日撮影した大河ドラマ「光る君」ラッピング電車がいました。

その後ろには小説『成瀬は天下を取りにいく』ラッピング電車が停車していました。

さらに、絵本作家 谷口智則さんのデビュー20周年を記念したラッピング電車が来ました。「100にんのサンタクロース」等が描かれています。

続いて、京阪電車×響け!ユーフォニアム2024 ラッピング電車を撮影。ダイヤが不明だったので来るかどうか分かりませんでしたが、なんと近江神宮前折り返し運用で来ました。






おかげさまで、両サイドをバッチリ記録することが出来ました。

さて、今度は比叡山・びわ湖<山と水と光の廻廊>統一デザイン車両に乗車して、坂本比叡山口駅へ。


駅前は坂本伝統的建造物群保存地区に指定されており、穴太衆積みの石垣等、歴史的な景観が残されています。

日吉大社など、見どころが多数あるので散策したかったのですが、時間の都合で泣く泣くカット。


そして、比叡山鉄道ケーブル坂本駅へ。1927(昭和2)年に建築され、国の登録有形文化財に指定されています。

それでは、坂本ケーブルに乗車します。前面は万博仕様でした。


終点のケーブル延暦寺駅舎も1927(昭和2)年築で、国の登録有形文化財に指定。

少し歩いて比叡山延暦寺へ。比叡山延暦寺は京都と滋賀の県境に位置する比叡山にそびえる天台宗の総本山の寺院で、788(延暦7)年に最澄(伝教大師)が一乗止観院(後の根本中堂)を創建し、本尊として薬師如来を刻んだのが始まりです。
さて、比叡山全域を寺院とする広大な寺院で、最澄が開いた東塔(とうどう)、第2世天台座主の円澄が開いた西塔(さいとう)、円仁が開いた横川(よかわ)などのエリアに分かれ、1日で見るのは厳しい状態。今回は夕方から来たこともあり、東塔のみ見て回ります。
まずは、根本中堂 【国宝】 ・ 回廊 【国指定重要文化財】へ。2016(平成28)年4月から2027(令和9)年12月頃まで修復工事中で…。

外観は覆われてあまり見られませんでしたが、根本中堂の内部には入ることが出来、修復中の模様や1200年間灯り続けている「不滅の法灯」などは見ることが出来ました。物凄く神聖な雰囲気で圧巻でした。

修復工事が終わったら見に行かねば。

文殊楼 【国指定重要文化財】
1668(寛文8)年築。根本中堂の東側にある延暦寺の山門で、上層内部に仏堂としての構えをもつ二重門です。

大講堂 【国指定重要文化財】
1634(寛永11)年築。元々は比叡山麓の東照宮本地堂であった建物で、1963(昭和38)年に移築。

戒壇院 【国指定重要文化財】
延宝年間(1673〜1680頃)築。僧侶が大乗戒(規律)を受ける比叡山中でも最も重要なお堂です。

法華総持院東塔
1980(昭和55)年築。

阿弥陀堂
1937(昭和12)年築。本尊は丈六の阿弥陀如来。

帰路はバスと叡山ロープウェイを乗り継ぎますが、ロープウェイの輸送力が明らかに不足しており、乗るのに随分と時間がかかりました。

続くケーブル比叡駅でも乗車に時間がかかり…。

ケーブル八瀬駅に着くころにはあたりは真っ暗。

さらに八瀬比叡山口駅で、叡山電鉄に乗り継ぎます。700系のリニューアルが進行しており、もう少し明るい時間帯に撮影したいところですが、また次の機会ですね。

出町柳駅に到着し、800系を撮影。

トドメで京阪に乗車し、淀屋橋駅へ。トーマスのラッピングがされた3000系でしたが、まともに撮影出来るチャンスは無し。



新大阪駅へ移動し、これまで未撮影だった287系”パンダくろしおサステナブルSmileトレイン”を撮影。ド派手な車両ですね。


最後に700系レールスターを撮影し、フルカラーLED化された行先表示器を記録して〆としました。

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