職場のバドミントン部の合宿に伴い、伊豆市の修善寺地区へ。
おかげで、帰ってきてから激しい筋肉痛に悩まされているわけですが、ありがたいことに多少観光もさせていただきました。というわけで、上写真はまさにそのまんまの「修善寺」。807(大同2)年に弘法大師が開基した由緒ある寺ですが、鎌倉時代には鎌倉幕府2代将軍の源頼家が非業の最期を迎えたり、南北朝時代には畠山国清と足利基氏が激しいバトルをこの辺で繰り広げて燃えたり、その後も火災で全焼と不幸に見舞われます。そして、北条早雲が再興してから再び勢いを取り戻し、現在に至っています。
修善寺の川向には源頼家の墓が(ちなみに、修善寺の西側には頼朝の弟である源範頼の墓も)。
惜しいかな、母方の実家である北条家にとうとう勝てず、殺されてしまうという運命をたどった人物です。
そして、源頼家の墓の横には、彼の母親である北条政子が頼家を弔うために作った指月殿があり、伊豆最古の木造建築といわれています。本尊の釈迦如来坐像は鎌倉時代の作で、約2mの大きさ。なかなか迫力があります。それにしても、実質的に息子を見殺しにする結果になりながら、「息子を弔う」とこの施設を造った北条政子。実家と息子の間で悩み苦しんだのか、ただの政治的パフォーマンスだったのか、気になるところです。
帰路は修善寺駅より特急「踊り子」で藤沢へ帰還。
実は1時間40分ほどしかかからないため、ちょっとした小旅行に最適であることを発見しました。また行くとしましょう。