本日は出勤時間を遅らせて3月改正で廃止となる特急「東海」を藤沢駅で撮影。ただ撮影するのも面白くないので、小田急5000系通勤型電車とセットにしてみました。
さて、午後からは出張があったために鎌倉へ(・・・なんて、あまり書かないほうがいいと思いますが)。会議が始まるまで少しあった時間を無理やり利用して、鎌倉駅西口を歩くと、洋館を発見。旧安保小児科医院というものらしく、大正13年ごろの建築。鎌倉氏重要景観建築物に指定され、保全と活用が図られているのはうれしい限り。ところで、屋根の形が面白いですね。
さて、踏み切りになんとなくフラフラ〜と近づいてみると、江ノ電の旧型車300形が鎌倉駅を発車する直前。
これは撮影しないわけにはいかないでしょう、というわけで所長ご満悦の1枚。よほど嬉しそうにしていたのか、道行く人にまで「良い写真撮れましたか?」と声をかけられる始末。満面の笑みで「満足です」と答えさせていただきました。会議を前にしながら、何をやっているんだか。
「まだ会議まで時間はあるな」と、さらに散歩を続けると、道が二股に分かれるところに、これまた戦前の建築を発見。詳細は分かりませんが、こういう建物が残っているのは最高!所長のハートにズキューン。こういう建物が、現地に残っているというのは非常に貴重。どうか、取り壊さず、活用を!
さて、会議が終わったので藤沢の自宅に戻ります・・・が、わざわざ江ノ電で帰るのが所長。JRの方が安くて早いんですけどね。というわけで、乗車。実は会議後も私と同行した職場の先輩も「隠れ鉄」なので、久しぶりだと喜んでおりました。
まっすぐ帰るわけではなく、極楽寺駅で下車。駅前にはその名の由来となった極楽寺があります。
目的は極楽坂切通しの撮影。かつて、鎌倉に入るための数少ないルートの1つで、新田義貞が鎌倉攻略の際に、まずはこのルートから侵入を試みます。しかし、この場所に待ち構えられた幕府軍に敗北し、結局、ルートをさらに南に変えて、稲村ヶ崎から鎌倉に攻め込んだ・・・という。昔はもっと狭かったんでしょうね。
さて、極楽寺駅に戻ると江ノ電の最新型車両500形が。これはもう、乗車するしかないでしょう。
江ノ電の魅力はやはり車窓。鎌倉高校前周辺は海岸沿いを走るため、多くの乗客が窓の外に釘付けとなります。遠くに見えるは江ノ島ですね。
同じく車窓。
それから、江ノ島〜腰越の路面区間は本当に凄い。JRの通勤電車よりは小さいですが、それでも大型の鉄道車両が、こんな場所を通っていく。車もよけるのが大変で、本人としては左に幅寄せしたつもりでも、江ノ電の運転手に「もっと寄って!」と警告の警笛を鳴らされることも・・・。
江ノ島からは先頭に、先ほども紹介した300形を連結し、くしくも江ノ電の最古参グループに属する車両と、最新の車両の4両編成という組み合わせとなり、藤沢に到着。小田急百貨店で開催中の、福岡県・長崎県の物産展を散策し、豚マンを購入しました。本当は、長崎に行く予定だったのですが、さすがに資金が厳しく断念したので、せめて・・・(笑)。