５５００形蒸気機関車
（写真：青梅鉄道公園／撮影：裏辺金好）
●基本データ
デビュー年：１８９３（明治２６）年●東武鉄道なども導入した明治を代表する機関車の１つ
お雇い外国人であったトレシビック（弟）が、東海道線の輸送力増強用にＤ３形をベースに、イギリスのベイヤー・ピーコック社へ発注したもの。登場時はＤ６形を名乗り、１９０９（明治４２）年に５５００形と改められた。日本鉄道、総武鉄道、東武鉄道でも導入され、多数が活躍。戦後も国鉄などで使用され続け、国鉄では１９６１（昭和３６）年に青梅鉄道公園で５５４０号機が保存され、残りは解体された。また、東武鉄道でＢ１形として使用された車両のうち、５号は東部博物館にて保存されている。
