DD16形
(写真:三笠鉄道記念館/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1971(昭和46)年運行区間:JR東日本長野・新潟地区、JR西日本北陸地区
保有会社:JR東日本、JR西日本/元・保有会社:国鉄、JR北海道、JR九州
●今や数少なくなった赤いラッセル車
ローカル線に残存するC56などの軽軸重蒸気機関車を置き換えるために開発されたもので、軸重制限が厳しいローカル線への入線を可能にするため、軸重12t、運転整備重量48tとコンパクトにまとめられたのが特徴。機器類はエンジンをDD51初期型と同様のDML61Sを1機搭載し、800PSに出力を落として使用するなど、既存のディーゼル機関車のものを小改造して使用しているため、部品の共通化等が図られている。
しかし国鉄末期になると、軸重制限が厳しいようなローカル線は廃止が進められていき、貨物運用も少なくなっているため、現在、DD16はごく少数が残存しているのみである。
●DD16 300番台
DD16 300番台のラッセルヘッドを装着した状態。
(写真:糸魚川駅/撮影:裏辺金好)