DD200形


(写真:高山本線 西富山〜婦中鵜坂/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:2017(平成29)年
保有会社:JR貨物、水島臨海鉄道

●DE10形、DE11形置き換え用の電気式ディーゼル機関車

 川崎重工業製の電気式ディーゼル機関車で、JR貨物が非電化区間の貨物列車牽引などで使用しているDE10形とDE11形を置き換えるために投入。最高速度は110 km/h。

 DE10形・DE11形の車軸数は2軸台車と3軸台車を組み合わせた5軸であったが、DD200形は2軸台車2つの4軸を採用。また、先行して入換作業用のDE10形・DE11形を置き換えるために投入されていたHD300形がハイブリッド式なのに対し、重量の問題からDD200形は電気式を採用。運転整備重量をDE10形より6.2t少ない58.8tとし、DE10形が担ってきたローカル線での運用も対応している。

 2017(平成29)年に試作機として901号機が登場した後、2019(令和元)年から量産が開始されている。さらに2021(令和3)年には水島臨海鉄道用の600番台、JR九州用の700番台、京葉臨海鉄道用の800番台が登場。

 600番台と800番台の塗装はJR貨物と共通で、このうち600番台は運転台の側面下に水島臨海鉄道の社紋である「m」マークが付けられている。また、800番台は京葉臨海鉄道での愛称として「RED MARINE」の名前が与えられている。

 700番台はJR九州のDE10形に準じた黒い塗装となっている。

●600番台(水島臨海鉄道所属)



(写真:倉敷貨物ターミナル駅/撮影:リン)

●ギャラリー


(写真:高山本線 速星駅/撮影:リン)


(写真:あいの風とやま鉄道線 高岡駅/撮影:リン)

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