E10形蒸気機関車
(写真:青梅鉄道公園/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1948(昭和23)年●新製では最後に開発された蒸気機関車
国鉄が開発したタンク式蒸気機関車で、急勾配である奥羽本線の板谷峠(庭坂〜峠)で運用されていた4110形の取替え用に開発された。しかし既に電化を控えていたこともあり、僅か5両の製造にとどまった。奥羽本線で運用された後は、肥薩線、北陸本線に転じて活躍。しかし、その期間は長くなく、1962(昭和37)年に早々に引退した。幸いにも2号機が保存され、動輪5軸を有する巨大な姿を見ることが出来る。