ED45形
長らく保存されていたED91 21号機。
(写真:新幹線総合車両センター/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1955(昭和30)年元保有会社:国鉄
●東北地区交流電化の礎となった車両
1955(昭和30)年8月10日に、国内初の交流電化実験線区となった仙山線陸前落合〜熊ヶ根間で試験を行うために誕生した交流電気機関車で、直接式のED44 1と整流器式ED45 1、11、21の計4両が製造された。1961(昭和36)年に形式が変更され、ED44形はED90形、ED45形はED91形となった。また、本機の試験結果をもとにED70形、ED71形などが量産され、本機は1970(昭和45)年までに全車が廃車された。
現在はED91 11号機が宮城県利府町の森郷児童公園で保存されているが解体の予定。また、ED91 21号機が新幹線総合車両センターで保存されていたが解体された。