ED60形
(写真:竜華機関区/撮影:ひょん君)
●基本データ
デビュー年:1958(昭和33)年元保有会社:国鉄
●新型直流電気機関車のパイオニア機
ED60形は、交流電気機関車の試作機として開発されたED44形、ED45形及び量産機のED70形で実用化された様々な新技術を直流電気機関車にもフィードバックして開発されたもので、8両が製造。以後の60番台電気機関車の元祖で、駆動方式に吊り掛け式ではなく、主電動機や線路に与える衝撃の少ないクイル式を採用したほか、大出力主電動機の採用、粘着性能の大幅な向上が図られた。
大糸線や阪和線で使用され、1985(昭和60)年に引退した。現在は長野総合車両センターで1号機が静態保存されている。
●形直流電気機
辛うじてその姿を見ることができる1号機。
(写真:長野総合車両センター/撮影:裏辺金好)