ED79形
今では見られなくなった、寝台特急「日本海」の函館行き運用を牽引するED79 0番台。
(写真:函館本線 函館駅/撮影:デューク)
●基本データ
デビュー年:1986(昭和61)年元・保有会社:国鉄、JR北海道・JR貨物
●青函トンネル内の牽引で活躍
ED79は、青函トンネルを通過する列車を牽引するために登場した交流機関車。ED75形700番台より、1986(昭和61)年から翌年にかけて改造が行われ、特急列車牽引時の110km/h運転に対応するため、歯車比を4.44から3.38に改められている。また、同時に改造箇所を最小限に抑えた補機専用の100番台も登場した。さらに、1989(平成元)年と翌年には50番台としてJR貨物が10両製造。こちらは新規製造であり、細部の改良が施されている。
2016(平成28)年3月26日の北海道新幹線(新青森〜新函館北斗)開業に伴う青函トンネル昇圧に伴い、JR北海道からはEH800形投入によって2015(平成27)年に引退。JR北海道からは2016(平成28)年に引退した。
●50番台
新製当初からJR貨物更新色の50番台。
(写真:海峡線 新中小国信号場/撮影:リン)