EF15形
1981(昭和56)年の「サヨナラEF58・EF15重連の旅号」に充当された158号機。
(写真:紀勢本線 御坊駅/撮影:ひょん君)
●基本データ
デビュー年:1947(昭和22)年元保有会社:国鉄
●戦後の標準型電気機関車
1947(昭和22)年から1958(昭和33)年までに202両が製造された直流電気機関車で、製造メーカーは日立製作所・川崎車輛・三菱重工業(中日本重工業・新三菱重工業)・東京芝浦電気・汽車製造・日本車輌製造。EF10形をベースに、当時は旅客用として誕生したEF58形と車体・電気機器等を共通設計とすることでメンテナンス性の向上を図っている。
東北本線、高崎線、上越線、東海道本線など関東各線から、山陽本線ほか関西地区まで直流区間のあちこちで幅広く運用。最後は紀勢本線で活躍し、1981(昭和56)年に引退した。
現在は120号機が新幹線公園(大阪府摂津市)、158号機がJR西日本の網干総合車両所宮原支所、165号機が碓氷峠鉄道文化むら(群馬県安中市)、168号機カットモデルがJR東日本の大宮総合車両センター、198号機が韮崎中央公園(山梨県韮崎市)で保存されている。
●保存機
(写真:碓氷峠鉄道文化むら/撮影:裏辺金好)
●ギャラリー
(写真:上越線 群馬総社〜八木原/撮影:ひょん君)
(写真:中央本線 立川駅/撮影:ひょん君)