EF80形


大宮総合車両センターで保存されていた36号機。
(写真:大宮総合車両センター/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1962(昭和37)年

●常磐線向けの交直流電気機関車

 1961(昭和36)年に常磐線取手〜勝田が交流で電化されたことに伴い、既存の直流電化区間と直通運転が可能な電気機関車が求められていた。そこで、日本初の交直両用電気機関車として試作されたED46形(後にED92形)の試験結果を元に量産されたのが、このEF80形である。

 主に常磐線や水戸線で運用され、旅客用、貨物用として幅広く運用されてきたが、後継車両のEF81形(交流電化区間50 /60 Hzに対応)が余剰となってくるとEF80形が玉突きで廃車が進み、JRに継承されること無く1986(昭和61)年に全車が引退した。現在は63号機が碓氷峠鉄道文化むらで保存されており、現在でもその姿を見ることが出来る。

●バリエーション


碓氷峠鉄道文化むらで保存されている63号機。EF80形2次型にあたる。
(写真:碓氷峠鉄道文化むら/撮影:裏辺金好)

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