キハE120形一般形気動車


新津運輸区に所属していた頃のキハE120形の旧塗装。
(写真:信越本線 新潟駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:2008(平成20)年
保有会社:JR東日本
運転区間:只見線、磐越西線(会津若松〜野沢)
元運行区間:信越本線、羽越本線、米坂線、白新線

●キハE130系をベースとしつつもローカル線向けにアレンジ

 JR東日本が新潟地区のキハ52形やキハ58系などを置き換えるために投入した気動車で、新潟トランシスで8両が製造。新津運輸区に配置され、2008(平成20)年11月1日から運行を開始した。性能は先に登場したキハE130系とほぼ同じだが、ドアの数はキハ110系やキハE200形などと同じく2扉になる等、ローカル線向けの車体となったのが特徴である。
 
 キハ110系との協調運転が可能となっており、新潟・福島地区を中心にキハ110系と自由に編成を組んで運用されていたが、2020(令和2)年3月14日改正からは全車両が郡山総合車両センター会津若松派出所へ転属となり、主に只見線で活躍している。あわせて「只見川と残雪、冬の厳しさに負けじと萌える新緑の山々」をコンセプトに、同線のキハ40系に施されていた塗装に準じたものへ変更された。

●カラーバリエーション


郡山総合車両センター会津若松派出所へ転属し、キハ40形東北地域本社色に準じたカラーリングとなった現在の姿。
(写真:只見線 会津川口駅/撮影:裏辺金好)

只見線で活躍するキハE120形のうち、キハE120−2は、2022(令和4)年10月1日から旧国鉄色ツートンカラーにラッピングされている。
(写真:只見線 会津川口駅/撮影:裏辺金好)

●車内の様子


キハE120形の車内。座席配置はキハ110系を踏襲。
(解説:裏辺金好)

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