SL銀河
花巻駅へ向け、東北本線内を回送。途中、矢幅駅と日詰駅、花巻空港駅で普通列車を待避。
(写真:東北本線 矢幅駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2014(平成26)年運行区間:釜石線 花巻〜釜石
●列車の解説
JR東日本が釜石線で土休日を中心に運転するSL列車で、岩手県営運動公園(盛岡市)で展示保存されていたC58 239を動態保存し、JR北海道から購入したキハ141系4両を連結。キハ141系は元々、50系客車を改造したものであるが、SL銀河使用にあたっては釜石線の勾配区間でC58形のけん引力が不足することから、客車に復元されることなく動力装置を引き続き使用している。運転形態は、原則として土曜日に花巻→釜石、日曜日に釜石→花巻間で運転。冬季は運転されない。また、内外装デザインは奥山清行が代表を務めるKEN OKUYAMA DESIGNが担当し、宮沢賢治の童話「銀河鉄道の夜」と「東北の文化・自然・風景を通してイマジネーションの旅」をコンセプトとした青い車体が特徴。花巻方から釜石方にかけて、次第に色が濃くなることと、真鍮による別貼りされたシンボル化された星座や動物が印象的である。
●ヘッドマークなど
ヘッドマーク
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
ロゴマーク
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
●車両紹介
JR東日本が「SL銀河」用に4両(キハ142-201、キサハ144-103、キサハ144-101、キハ143-155)を購入。青系統の塗装だが、花巻方から釜石方にかけて、色調が濃くなるのが特徴。車番はキハ142-701、キサハ144-702、キサハ144-701、キハ143-701となった。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
キハ142-701(元:キハ142-201)
1号車で、外装のシンボルはさそり座。運転台後ろに小型プラネタリウムを設置した天体ルームがある。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
キサハ144-702(元キサハ144-103)
2号車で、外装のシンボルはいて座。「銀河鉄道の夜」等の資料を展示するフリースペースやトイレを備える。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
キサハ144-701(元キサハ144-101)
3号車で、外装のシンボルはわし座。イーハトーブと宮沢賢治に関連する資料を展示するギャラリーを備える。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
キサハ144-701(元キサハ144-101)
3号車で、外装のシンボルははくちょう座。売店、ラウンジのほか、沿線ゆかりの作品を展示するギャラリーやバリアフリー対応トイレを備える。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
●車内の様子
宮沢賢治の生きた大正から昭和の世界観をイメージした車内。
(撮影:裏辺金好)
バリアフリー対応トイレ
(撮影:裏辺金好)
●ギャラリー
盛岡運輸区隣接の蒸気機関車検修庫を出庫するC58。
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 盛岡駅/撮影:裏辺金好)
(写真:東北本線 矢幅駅/撮影:裏辺金好)