1500形一般形気動車
2000系特急形気動車の後期量産型にも似た雰囲気。ローカル線の車両としては非常にいいデザイン。
(写真:高徳線 高松駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2006年保有会社:JR四国
運転区間:高徳線、徳島線、鳴門線、牟岐線
●1000形から一新した四国の一般形気動車
JR四国がキハ58系を置き換えるために製造したステンレス車体、両運転台の車両で、徳島地区に投入。最高速度は1000系と同じく110km/hで、地球環境に配慮した環境対応型エンジンを搭載することで窒素酸化物の排出量を削減した(1000系と比べて60%カット)。これを意識したか、外観では従来のJR四国標準タイプの塗装から一新し、自然の景観をイメージした緑色をベースにしたものを採用。なお、2013(平成25)年に近畿車輛が製造を担当した7次車2両は、前面形状や配色等が一新されている(他の車両は新潟トランシス製)。
ドアは片開き3扉で、床面を低くすることにより出入り口のステップレス化を達成。また、車内腰掛は転換式クロスシートを採用し、補助座席も用意されている。さらに、車椅子対応のトイレも用意されている。
1000形との連結も可能だが、連結器が異なるため一部の1000形が対応型に改造(→1200形)されている。
●バリエーション一覧
1500形7次車。前面形状が若干異なる形となり、塗装は一新されている。
(写真:徳島線 池谷〜勝瑞/撮影:リン)