キハE200形
小海線で活躍するキハE200形。
(写真:小海線 小淵沢駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:2007(平成19)年運行区間:小海線
保有会社:JR東日本
●世界初の営業用ディーゼルハイブリッド鉄道車両
JR東日本が試験を繰り返していたNEトレインの結果を踏まえて登場した、世界初のハイブリッド式鉄道車両。現在は量産先行車である3両が小海線で運行している。ディーゼルエンジンとリチウムイオン蓄電池を搭載しており、エンジンから変換された電気エネルギーと蓄電池の電気エネルギーを組み合わせたシリーズハイブリッド式が採用されている。発車時には蓄電池の電力を使い発進し、加速時はディーゼルエンジンと蓄電池の両方でモーターを回転させ、減速時にはモーターを発電機としてブレーキの際に発生したエネルギーを電気に変換し蓄電池に充電させるという流れである。この車両により小海線では現在走っているキハ110系に比べ、燃料消費率を約10%低減できることとしている。
車体は先に登場したキハE130系と似ているが、既存のキハ110系と同じく2扉となっており車体の前面と側面には「HYBRID TRAIN」のロゴが描かれている。愛称名は「こうみ」。
●車内
キハE200形の車内。基本的にはキハ110系を踏襲している。
(撮影:リン)
トイレ周辺の様子。
(撮影:リン)