E3系700番台「現美新幹線」
アートスペース設置のため一部は窓が埋められているのが特徴。
(写真:とき 上越新幹線 長岡駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2016(平成28)年保有会社:JR東日本
使用列車:とき
運行区間:上越新幹線
●世界最速の美術館へ改造されたE3系
2016(平成28)年4月29日から運転を開始した、上越新幹線の観光列車「GENBI SHINKANSEN(現美新幹線)」。「こまち」用R編成の1本(R19編成)が改造され、「とれいゆ つばさ」用に改造されたE3系700番台の続番となっているが、内外装は大きく異なっている。エクステリアデザインは写真家の蜷川実花氏が監修し、黒を基調に「長岡の花火」を描き出す大胆なデザイン。車内では美術作品の展示やカフェ等を備えており、まさに世界最速の美術館に相応しい構成となっている。
原則として越後湯沢〜新潟間の臨時「とき」として土休日を中心に1日3往復運転。運転開始当初は11号車が指定席、12〜16号車が旅行商品として販売されるが、7月以降は12〜16号車は自由席となり、気軽に楽しめることになる。
●各車の外観と車内の様子
公式側は13号車を除き窓が残っている。
(写真:とき 上越新幹線 長岡駅/撮影:裏辺金好)
ロゴマーク
(写真:とき 上越新幹線 新潟駅/撮影:裏辺金好)
11号車:E321-702
E311-19からの改造で、指定席車両。内装は松本尚による作品。
(撮影:裏辺金好)
12号車:E326-702
E326-19からの改造で、非公式側の窓が埋められている。内装は小牟田悠介による作品。
(撮影:裏辺金好(外観)、リン(内装))
13号車:E329-702
E329-19からの改造で、公式側の窓が埋められている。内装は古武家賢太郎の作品でカフェ・キッズスペースも備えている。
(撮影:裏辺金好(外観)、リン(内装))
14号車:E328-702
E328-19からの改造で、非公式側の窓が埋められている。内装は石川直樹の写真が展示。
(撮影:裏辺金好(外観)、リン(内装))
15号車:E325-702
E325-19からの改造で、非公式側の窓が埋められている。内装は荒神明香の作品を展示。新幹線の揺れに合わせて作品も動くのがユニーク。
(撮影:裏辺金好(外観)、リン(内装))
16号車:E325-702
E325-19からの改造で、非公式側の窓が埋められている。内装はブライアン・アルフレッドによる映像作品を展示。
(撮影:裏辺金好(外観)、リン(内装))