121系/7200系一般形電車


121系をリニューアルした7200系。121系登場時のカラーリングに通じるデザインへ変更されている。
(写真:予讃線 国分駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1986(昭和61)年
7200系改造年:2016(平成28)年
運行区間:予讃線、土讃線
保有会社:JR四国
元・保有会社:国鉄

●国鉄の置き土産121系は、登場30年で7200系へ更新

瀬戸大橋開業を見こし、それに先駆け四国初の電化区間となる、予讃線及び土讃線の高松周辺用に登場した車両で1987(昭和62)年3月のダイヤ改正から運用を開始した。国鉄末期の製造であり、まさに国鉄の置きみやげ的な存在である。先頭車のみの製造で、2両〜6両編成での運用を前提としている。

 登場時は、ややピンクがかった赤いライン(ローズピンク)だったが、JR四国が発足するとコーポレートカラーである水色のラインに変更。ただし2011(平成23)年からワンマン対応に改造された第1編成、第2編成は再びローズピンクに変更されている。

 2016(平成28)年には第3編成を第一陣に、リニューアル車が登場。系列名を7200系へ変更した上で、主電動機のVVVFインバーター化、台車を川崎重工のefWINGへ換装、排障器の設置、塗装変更などが実施されている。

●121系カラーバリエーション


JR四国発足後の121系は、帯をコーポレートカラーである水色にして運用。
(写真:予讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)

2011(平成23)年より登場しているワンマン対応車。帯色を登場時のカラーに戻し、排障器の装備、方向幕の交換をしたことなどが特徴。
(写真:予讃線 鴨川駅/撮影:リン)

全面にラッピングが施された121系「瀬戸内びんび列車」。原画は高松松平家に伝わる「衆鱗図」で、その美しさは驚き。「第24回全国豊かな海づくり大会」にあわせ、2014(平成16)年9月からの約1年間運転された。
(写真:予讃線 高松駅/撮影:さく電)

●車内の様子


オリジナルの121系車内。
(撮影:裏辺金好)


ワンマン対応に改造された121系は、ロングシートとボックスシートの千鳥配置に変更。
(撮影:リン)

●形式ガイド


クモハ121−1〜
(クモハ121−12 予讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)
高松方の先頭車。1M方式を採用している。

7201〜
(7209 予讃線 多度津駅/撮影:裏辺金好)
クモハ121形の更新車。VVVFインバータ制御化など、床下機器が刷新されている。

クハ120−1〜
(クハ120−6 予讃線 高松駅/撮影:裏辺金好)
松山方の先頭車。

7301〜
(7309 予讃線 高松駅/撮影:裏辺金好)
松山方の先頭車で、クハ120形の更新車。
 

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