205系「いろは」
(写真:日光線 鶴田駅/撮影:デューク)
●基本データ
登場年:2018(平成30)年元運転区間:宇都宮〜日光
●解説
日光線で活躍する小山車両センター所属の205系600番台のうち、Y3編成(クハ205−603、モハ205−603、モハ204−603、クハ204−603)を改造した観光列車。愛称の「いろは」は、日光の名所の一つである「いろは坂」と「物事のいろは」に由来し、ロゴマークは「い」をモチーフに、いろは坂のカーブを48色を配した形で表現している。
外観面では4扉から2扉に改造されたほか、和の色使い(黒色・黄金色・灰桜色など)で、インバウンドの観光客を意識したデザインに塗装変更。また、日光エリアの自然や観光リソース(キスゲ、華厳の滝、男体山・中禅寺湖)、日光の社寺の彫刻などで扱われる様々な動物(龍・鳳凰・唐獅子)をモチーフとしたイラストを側面に掲出している。
内装面では木目調とし、優先席付近を除き木を使用したつり革に変更されたほか、シートモケットはクラシックルビーブラウンをベースとした配色としている。また、大型クロスシートの導入や、フリースペースや大型荷物置き場などが設置。このほか、フリーWi-Fiが導入されている。
日光線(宇都宮〜日光)の普通列車として運転されるが、多客期には東北本線の大宮始発で運転されることもある。2022(令和4)年3月12日改正で宇都宮地区の205系がE131系に置き換えられることになり、「いろは」編成も定期運用を終了した。
●車内の様子など
従来のオールロングシートから一新され、ロングシート、対面クロスシート、1人がけシート、荷物スペースが配されている。
(撮影:デューク)
(撮影:デューク)
ドアが埋められた部分には窓が設置されている。
(撮影:デューク)
●ギャラリー
(写真:日光線 鹿沼駅/撮影:デューク)
(写真:日光線 鶴田〜鹿沼/撮影:デューク)