271系特急形電車
「ハローキティ」ラッピングで営業運転を開始した271系。
(写真:特急はるか 大阪環状線 野田駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:2019(平成6)年(営業開始は翌年)保有会社:JR西日本
最高速度:130km/h
使用列車:はるか
運行区間:関西空港線、阪和線、大阪環状線、東海道本線
●281系と共に関西空港アクセスで活躍
インバウンド需要の増加による関西空港の利用者増から、特急「はるか」の全列車9両編成化を目的に登場した車両。2019(令和元)年度に3両編成×6本が近畿車輛で製造され、2020(令和2)年3月14日改正から営業運転を開始した。なお、281系に併結されて運用されるが、281系の貫通扉は非常用であるため、車内の通り抜けはできない。287系をベースに設計され、前面形状は281系のイメージを受け継ぎ前面貫通扉腰部をへこませた「インバースデザイン」を採用。車体のカラーリングや座席モケットの色も281系と共通イメージとした。
各車両の両端に、JR西日本の特急車両では初となる液晶ディスプレイ2画面を搭載し、停車駅案内などを日本語/英語/中国語/韓国語で表示。また、防犯カメラや車いす対応の大型トイレの設置、すべての座席へコンセントの設置が行われている。
登場から僅か1カ月足らずの4月1日からは、新型コロナウイルス感染症に伴う需要減から運用を離脱。2021(令和3)年3月13日改正から運転を再開した。
○車内の様子など
(撮影:鐡)
様々な場所がハローキティで装飾されれている。
(撮影:鐡)
洗面所の様子
(撮影:鐡)
大型荷物置き場は281系の3段に対して、271系は2段となった。
(撮影:鐡)