E331系一般形電車
山手線で運用されるE231系500番台と似たデザインで登場。
(写真:京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:2006(平成18)年(営業運転は翌年)元保有会社:JR東日本
元運行区間:京葉線
●本格増備されずに営業終了した、連接車体の一般形電車
ACトレインの試験を経て登場した、JR東日本の営業用車両としては初の連節台車採用の一般型電車。先頭車及び7・8号車が16m級,その他の中間車が13m級と、1両あたりの長さが従来の車両に比べて大幅に短い。また、車内はロングシートが基本だが、一部はクロスシートに転換することが可能になっているのが特徴である。14両1編成が登場し、2007年3月18日より京葉線で営業運転を開始したが、営業開始から間もなく、どうやら不具合が生じたようで(公式には改良を行うため、とのこと)運用を離脱。2007(平成19)年10月に7両、2008(平成20)年3月に残り7両が製造メーカーへ返品されてしまうなど、長期にわたり運用を離脱。2008(平成20)年12月になって、ようやく営業運転に復帰したが、2009(平成21)年5月に再び営業運転を離脱。
2010(平成22)年4月3日に営業運転に復帰したが、増備されることはなく、京葉線の201系・205系置き換えはE233系が投入されていった。
結局、2011(平成23)年1月16日に運用を離脱した後、2014(平成26)年3月に廃車回送され、そのまま廃車解体された。
●車内の様子
座席は水色系のものでまとめられている。
(撮影:ネオン)
基本的にはロングシートだが、一部にはクロスシートも存在。
(撮影:ネオン)
扉上に設置された2基の液晶ディスプレイ。
(撮影:裏辺金好)
●ギャラリー
E331系の特徴である連接台車。
(写真:京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
従来と比べて短い車体で、3扉となっている。
(写真:京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
〇形式ガイド
クハE331−1
(クハE331−1 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
蘇我方の制御車。
クハE330−1
(クハE330−1 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
東京方の制御車。
モハE331−1〜
(モハE331−1 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
サハE331−1〜
(サハE331−1 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
サハE331−501〜
(サハE331−501 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
補助電源を搭載している。
サハE330−1
(サハE330−1 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
車体長は先頭車と同様に16.6mで、他の中間車両よりも長い。
サハE330−1001
(サハE330−1001 京葉線 蘇我駅/撮影:裏辺金好)
車体長は先頭車と同様に16.6mで、他の中間車両よりも長い。なお、サハE330−1とは連接していない。