6000系一般形電車
211系そっくりな6000系。なお、登場時は運転台右下にロゴ(JRSHIKOKU SERIES 6000)が描かれていた。
(写真:予讃線 鬼無駅/撮影:リン)
●基本データ・運用区間
デビュー年:1995(平成7)年運行区間:予讃線、土讃線
元運転区間:瀬戸大橋線(本四備讃線)、宇野線
●211系フェイス最終バージョン?
瀬戸大橋線(本四備讃線)などで活躍していた111系が老朽化してきたことから、置き換え目的で3両編成×2本が登場したもの。211系そっくりの顔つきだが、乗降扉は真ん中が両開き、左右は片開き、片方の先頭車にダブルパンダグラフを載せるという特徴的な車両。前述のとおり3両編成が基本だが、7000系1両を併結し、4両編成で運用することも可能である。なお、JR四国は独自の形式番号を付与しているため解りづらいが、これは直流型の電車である。ちなみに、結局この車両が登場したあとも、JR唯一となった111系は四国で最後の奉公を続け、2000(平成12)年にJR東日本から購入した113系によってようやく置き換えられることになる。
なお、113系導入に伴い6000系は四国内のみでの運用となったが、2016(平成28)年3月26日改正から再び、岡山までの運用が復活。しかし、2019(平成31)年3月16日改正で再び四国内のみの運用に戻った。
●形式ガイド
6001〜
(6002 予讃線 高松駅/撮影:リン)
高松方の制御電動車。2基のパンタグラフは121系や7000系と同様のS−PS58。運転席スペース確保のため、乗務員室後部の出入口扉は片開きとなっている。
6201〜
(6202 予讃線 高松駅/撮影:リン)
付随車で、車端部に車椅子スペース、和式トイレ、車掌コーナーを設置している。
6101〜
(6102 予讃線 高松駅/撮影:リン)
琴平方の制御車。こちらも運転席スペース確保のため、乗務員室後部の出入口扉は片開きとなっている。