717系
JR東日本の717系0番台は3両編成で、2編成を連結した6両編成も存在した。
(写真:東北本線 仙台駅/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1986年元運転区間:東北本線、常磐線、鹿児島本線、日豊本線
保有会社:JR東日本・JR九州/元・保有会社:国鉄
●車体だけ新しく造ってみました
東北地区と、九州地区は同じ交流電化地域で、似た環境にもあるため、似た車両が登場する事が多い。本系列もそうで、これは413系などと同じく、やはり急行型電車451/457系のの再利用で、車体を新製し、他の機器を流用した車両である。ただし、今回は交直流両対応ではなく、交流のみの対応となっている。417系と似ているが、前面のスカートの形状や、運転台横の形が異なっている。なお、東北の717系は3両編成、九州の717系は2両編成となっており、改造時期によって側面の形状などにも違いがある。
なお、JR東日本所属の717系0番台は、後継車両のE721系投入に伴い、2007(平成19)年11月に全編成が定期運用を離脱している。さらにJR九州の717系200番台、900番台も後継の817系投入に伴い、2014(平成26)年までに全車が廃車となった。
●717系バリエーション一覧&車内
JR九州の717系200番台。こちらは初期に登場した201〜204番までのグループ。
(写真:鹿児島車両センター/撮影:裏辺金好)
JR九州の717系200番台。205番以降は側面の戸袋窓が廃止されており、印象が変わっている。
(写真:日豊本線 南宮崎駅/撮影:裏辺金好)
JR九州の717系900番台。こちらは車体の新製をやめて、クモハ457、モハ456を三扉化及び先頭車化、車内の改造を実施し、1995年に誕生。クモハ716-901+クモハ717-901の1編成のみ在籍した。
(写真:鹿児島本線 西鹿児島駅(当時)/撮影:名古屋のおさかな様)