福島交通5300形


(撮影:JS3VXWの鉄道管理局 禁転載)

●基本データ

福島交通デビュー年:1980(昭和55)年
元運行区間:飯坂線

●両運転台仕様で誕生した5000形のバリエーション

 福島交通のオリジナル車両である5000形(初代)のバリエーションの1つだが、従来と異なり前面に貫通扉をつけ、1両での運転も考慮し両運転台となったのが特徴。もっとも、福島交通では2両1編成で活躍することが殆どだった。

 1991(平成3)年に7000系導入と架線電圧昇圧に伴い、在来車が廃車解体になる中で、こちらは栗原電鉄へ譲渡。福島交通時代と変わらぬ塗装で活躍を続け、また本来の目的であった1両で運用された。しかし、栗原電鉄の経営悪化に伴い、第三セクター「くりはら田園鉄道」に経営が受け継がれ、電車から気動車への運行形態へ変わると廃車となった。その後、自転車置き場となっていたが、くりはら田園鉄道廃線後に撤去された。

●末期の姿


2004年1月時点での姿。
(写真:くりはら田園鉄道 若柳駅/撮影:裏辺金好)

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