南阿蘇鉄道MT−4000形
全2両が登場したMT−4000形。こちらは4001号。
(写真:高森駅/撮影:kajibooh様)
●基本データ
デビュー年:2022(令和4)年 ※営業運転開始は翌年運行区間:高森線、JR豊肥本線
●豊肥本線乗り入れにあわせて登場
MT−4000形は、2023(令和5)年7月に南阿蘇鉄道高森線が熊本地震(2016年)による被災から全線で運転再開し、あわせてJR豊肥本線の肥後大津駅へ直通運転を行うことを見越して2両が導入されたもので、新潟トランシスで製造された。外観デザインは、白色をベースに前面から側面に流れる青帯と緑帯が特徴で、南阿蘇鉄道沿線を流れる白川と沿線に点在する清らかな水源、車窓から望む雄大な阿蘇五岳をイメージをイメージしている。また、「南鉄」(なんてつ)の頭文字である"n"をイメージしたロゴが掲出されている。
車内はオールロングシートで、パケットの色は明度が低いものを採用し、内壁や天井等を木目調としている。
システム面では、南阿蘇鉄道の運転保安装置であるATS-SN型に加え、JR線直通乗入れを考慮したATS-DK型を装備したほか、電気指令式空気ブレーキを採用。また、行先表示器にフルカラーLEDを採用したほか、GPSと連動した最新のデジタル運転制御システムを導入している。
全線運転再開に先立つ、2023(令和5)年4月14日から営業運転を開始している。
●4002号
こちらは4002号。
(写真:高森駅/撮影:kajibooh様)