智頭急行HOT3500形
大半の車両は特急用のHOT7000系に準じた塗装となっている。
(写真:智頭線 大原駅/撮影:リン)
●基本データ
デビュー年:1994(平成6)年最高速度:110km/h
運行区間:智頭線、JR因美線
●地域輸送を支える、普通列車用の高性能気動車
智頭急行の開業に合わせて登場した普通列車用の気動車で、富士重工業で10両が製造。全車両にトイレが設置されている。また、10両中9両は、車体の塗装を「スーパーはくと」用のHOT7000系に合わせたもので、車内はセミクロスシートである。イベント列車対応のHOT3521号車のみ車内は転換クロスシート、カラオケ設備を備え、塗装は前面部分がワインレッドであった。2017(平成29)年に車内を改装され、智頭町の智頭杉や西粟倉村のヒノキなど沿線の木材を使用。ロングシート化される一方、テーブルの設置や最新型のカラオケ機器更新などが行われた。
さらに、2018(平成30)年3月18日から、智頭線沿線の星空をラッピングしたイベント車両となり、「あまつぼし」の愛称が与えられている。
●カラーバリエーション
「あまつぼし」として特別なラッピング、内装が施されているHOT3521号車。
(写真:智頭線 大原駅/撮影:リン)
HOT3521号(左車両)の旧塗装。
(写真:智頭急行線 智頭駅/撮影:リン)