えちぜん鉄道ＭＣ８０００形
通勤電車が恐竜電車に大変身
（写真：勝山永平寺線 保田～発坂／撮影：リン）
●基本データ・運行区間
デビュー年：１９７９（昭和５４）年／えちぜん鉄道デビュー年：２０２３（令和５）年運転区間：勝山永平寺線
●静岡の通勤電車が恐竜電車に大変身
静岡鉄道の主力通勤電車であった1000形のうち、1979（昭和54）年製造の1010編成を導入したもの。東急車輛製造で製造されたオールステンレス車両で、静岡鉄道時代と同じく2両編成を組むが、福井県勝山市の福井県立恐竜博物館に因み、内外装に恐竜のイラストをフルラッピングし、車内に模型やモニュメントを配置した観光列車「恐竜電車」に大改造。
勝山方は「ジュラシックゾーン」とし、アメリカ大陸に生息した33種34体を描いたほか、福井方は「化石発掘ゾーン」としてフクイラプトルなど5種類を含め、アジア地域に生息した38種42体を描いている。また、座席モケットもそれぞれのテーマのデザインに交換した。
車体も大掛かりな改造が施され、正面窓上の行先表示器を撤去し、表示窓部分の左右に前照灯を設置し、元々の前照灯部に標識灯を移設。また、行先表示器は運転席横の車掌台側に新たに白色LEDによるものを設置。各車両中央のドアを閉鎖した上、両端のドアも窓が大型のものに交換している。
2023（令和5）年7月15日から、土休日を中心に福井～勝山間で1往復運転しており、乗車には事前予約・事前決済が必要となっている。
●形式ガイド
福井方の8001。クモハ1010を改造したもので、車内は「化石発掘ゾーン」がテーマ。
（写真：勝山永平寺線 勝山駅／撮影：鐵）
勝山方の8002。クハ1510を改造したもので、車内は「ジュラシックゾーン」がテーマ。
（写真：勝山永平寺線 勝山駅／撮影：リン）
●ギャラリー
（写真：勝山永平寺線 勝山駅／撮影：鐵）
MC5000形との並び。
（写真：勝山永平寺線 勝山駅／撮影：リン）
（写真：勝山永平寺線 保田～発坂／撮影：リン）
