江ノ島電鉄10形
(写真:七里ヶ浜〜稲村ケ崎/撮影:裏辺金好)
●基本データ
デビュー年:1997(平成9)年運行区間:江ノ島電鉄線
●ヨーロッパ風のレトロ電車
江ノ電開業95周年を記念した「レトロ電車」で、東急車輛製。制御装置は電動カム軸直並列抵抗制御(弱め界磁付)、駆動方式は中空軸平行カルダン式。オリエント急行をコンセプトとし、二重屋根風のクーラーを隠すカバーや、クリームと青を基調とした塗装、木目調の車内などの特徴を持つ。また旧500形以来の両開き扉を採用したほか、車体幅の拡張や江ノ島電鉄初のシングルアーム式パンタグラフの採用なども特徴である。
2両×1編成しか製造されていないが、特にイベント用というわけではなく、他の車両と共通運用である。
●車内の様子
木目調を基調とした車内。座席は扉間がロングシート。運転台後ろには山側1人掛け・海側2人掛けのクロスシートを配置。また、乗務員室との仕切りガラスは上辺が丸くなっているのが特徴。
(撮影:裏辺金好)
車端部も山側1人掛け・海側2人掛けのクロスシートを配置。優先席は紫色系のモケットを採用。また、妻窓も上辺が丸くなっている。
(撮影:裏辺金好)