遠州鉄道2000形


(写真:西鹿島線 新浜松駅/撮影:リン)

●基本データ

デビュー年:1999(平成11)年
運行区間:西鹿島線

●少しずつ増備が進められる1000形の発展型

 1000形と並ぶ遠州鉄道の主力車両で、2両編成を基本に運用。日本車輌製造で製造され、基本デザインは1000形と殆ど変わらないが、遠州鉄道で初となるIGBT素子を用いたVVVFインバーター制御を搭載した。

 少しずつ勢力を増やしており、2021(令和3)年には、行先表示器を遠鉄電車初のLED式行先表示器とした2008編成が誕生。この時点で22年間も投入が続けられている。

●車内の様子


車内はロングシート。モケットはライトパープル色を基本に、部分的に一人分の幅をライトグレーとしている。
(撮影:裏辺金好)

運転席後部のバリアフリースペース。
(撮影:裏辺金好)

2画面の液晶式車内案内表示器。2006編成から採用後、全編成に施工されている。
(撮影:裏辺金好)

●カラーバリエーション


2016(平成28)年9月から運転された2001編成「家康くん・直虎ちゃんラッピング列車」。2017(平成29)年のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』の放送に向け、地元浜松の盛り上がりを醸成する為、浜松市公認マスコットキャラクター『直虎ちゃん』『家康くん』のイラストを使用したもの。
(写真:八幡駅/撮影:ネオン)

2023(令和5)年1月22日〜2024(令和6)年3月31日まで運転された2001編成「家康くんラッピング電車」。2023(令和5)年放送のNHK大河ドラマ『どうする家康』を契機に、官民連携で設立した家康プロジェクト推進協議会会員による冠事業『Yes!家康プロジェクト 浜松』の一環として実施。
(写真:第一通り駅/撮影:裏辺金好)


2021(令和3)年11月17日から運転されている映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のラッピング列車(2004編成)。新浜松方の2002号はエヴァンゲリオン2号機をベースにしたデザインに式波・アスカ・ラングレーが描かれている。
(写真:新浜松駅/撮影:リン)



映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のラッピング列車。西鹿島方の2008号はエヴァンゲリオン8号機をベースにしたデザインに真希波・マリ・イラストリアスが描かれている。
(写真:新浜松駅/撮影:リン)

2023(令和5)年5月15日から運転されている2006編成「創立80周年記念ラッピング列車」。従業員によって決定した80周年ロゴをモチーフに制作され、「多様な事業を示す虹はこれからの未来にかける橋」をコンセプトにデザインされている。
(写真:西鹿島駅/撮影:裏辺金好)

↑ PAGE TOP