遠州鉄道30形


湘南電車スタイルのデザインが特徴。
(写真:西鹿島線 西鹿島駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1958(昭和33)年
運行区間:西鹿島線

●遠州鉄道の元主力車両

 1958(昭和33)年〜1980(昭和55)年にかけて30両が製造。いわゆる湘南型とよばれる、 昭和30年代では一般的なタイプの顔つき。(湘南型=国鉄の東海道本線を走った80系電車に準ずる顔のこと。)
 
 導入当初は当初グリーンとクリーム色のツートンカラーであったが、1961(昭和36)年12月からはスカーレット一色塗装となり、さらに1000形が登場すると、同様の赤+白帯塗装に変更された。また、長期にわたって製造されているため、編成ごとの差異も数多く存在している。特に1980(昭和55)年に登場したモハ51−クハ61は、30系の最終バージョンで、それまでの製造車両とデザインをやや変更し、前面は連続2枚窓となった他、前照灯が窓下に移り、標識灯とセットになった。このほか、主電動機のパワーアップがされ、駆動方式がそれまでの釣り掛け駆動からカルダン駆動となった。

 現在は廃車が進められ、運用に就くことは稀になっている。

●カラーバリエーション


モハ51−クハ61はデザインが大幅に変更されている。2018(平成30)年1月に廃車。
(写真:西鹿島線 西ヶ崎駅/撮影:そよかぜ様 ※禁転載)

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