富士急行5000形


最後の富士急行オリジナル車両だった5000形。
(写真:大月駅/撮影:裏辺金好)

●基本データ

デビュー年:1975(昭和50)年

●トーマスランド号として人気の車両

 富士急行が最後に投入した、自社オリジナル車両で、日本車輌製造で2両編成×1本が製造。昭和50年に投入したことから形式名を5000形とした。

 1000系が大量投入されたあとも生き残り、富士急ハイランドのアトラクションに合わせ、1997(平成9)年には「ゲゲゲの妖怪屋敷」登場に因んだ『ゲゲゲ号』 として約半年間運転。1998(平成10)年には富士急ハイランドに「ト−マスランド」が誕生したため、水色を基調とした初代『トーマスランド号』として2001(平成13)年まで活躍したのち、2代目「トーマスランド号」として外装をリニューアル。

 2007(平成19)年3月に車内がリニューアルされ、トーマスや仲間たちが天井などにも描かれた。

 2019(平成31)年2月23日に老朽化に伴い引退し、モハ50001が下吉田駅構内の「下吉田ブルートレインテラス」において保存されている。

●車内の様子


車内は扉付近にロングシート、扉間および車端にボックスシートを備えたセミクロスシート配置。2007(平成19)年以降は、トーマスで壁から天井まで埋め尽くされている。
(撮影:裏辺金好)  

扉の上に液晶ディスプレイによる行先・停車駅案内が設置されている。
(撮影:裏辺金好)  

↑ PAGE TOP