岳南電車ED40形


2種類のカラーリングが存在する。
(写真:本吉原〜岳南原田/撮影:ロクマルサン)

●基本データ

松本電鉄デビュー年:1965(昭和40)年/岳南電車デビュー年:1971(昭和46)年
運転区間:岳南電車線

●貨物輸送の主力電気機関車

 1965(昭和40)年、日本車輌で製造。外観はデッキ付きの箱型車体で、平面ガラスを組み合わせたパノラミックウィンドウやステンレスの飾り帯など、近代的なデザインを取り入れている。かつては松本電鉄(現・アルピコ交通)で活躍していたもので、ダム開発の資材運搬に従事していた。ダム工事完了後、1971(昭和46)年に岳南鉄道に2両が譲渡され、後に、3号機が赤色とクリーム色の日本大昭和板紙(現在は日本製紙の板紙事業部)のコーポレートカラーに塗られたのち、茶色とクリーム色に改められている。

 2012(平成24)年3月16日に貨物輸送が廃止されるまでは、吉原〜比奈間の貨物輸送の主力機として活躍していた。

 2021(令和3)年8月21日からは岳南富士岡駅構内にオープンした「がくてつ機関車ひろば」で2両とも展示されている。なお、ED403は赤色とクリーム色のツートンカラーに再塗装された。

●3号機


運用末期は茶色とクリーム色のツートンカラーであった3号機。
(写真:比奈駅/撮影:裏辺金好)

2016(平成28)年9月28日から10月10日まで開催された、マスキングテープ「mt」と岳南電車のコラボイベントに際してラッピング。
(写真:岳南富士岡駅/撮影:裏辺金好)

現在は2号機、3号機ともに「がくてつ機関車ひろば」で展示されている。
(写真:岳南富士岡駅/撮影:裏辺金好)

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